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推し馬 ブローザホーン 〜惚れ惚れするランニングフォーム〜

今日は惚れ惚れするほどの美しいランニングフォームで駆け抜ける、ブローザホーン(2019年生 現5歳牡)のことを紹介します。

◆ 戦績
彼は未勝利クラスを抜け出すのに8戦かかり、漸く3歳の6月に初勝利をあげました。その後、2500m以上の中長距離路線に舵を切ると、快進撃を開始しました。
特にオープンクラス入りした後は、昨秋の京都大賞典こそ心房細動で競走中止となりましたが、それ以外は5戦2勝2着1回3着2回と毎回馬券圏内の大活躍です。その中には、ゴール前の接戦を制した日経新春杯の勝利や、春天での2着があります。
他馬よりも成長が遅かったのか、適性距離を見つけるまで時間がかかったのか、出世は遅れましたが、いまや高い実力を見せており、現在有数のステイヤーです。

◆ 美しいランニングフォーム
彼は420kg台と、小柄な馬体です。レース展開は中団から後方に位置し、直線鋭い末脚で追い上げます。直線で見せる低く沈み込んで、小さな身体全体を使った運動神経の塊のようなランニングフォームは、惚れ惚れするほどの美しさです。
今年の宝塚記念の舞台となる京都競馬場の、いわゆる淀の坂も気にせず、3戦2勝2着1回と得意にしています。
【宝塚記念後の追記】
やりました!!完璧な勝利でした!!
道中ユッタリと後方にポジションを取り、淀の坂を上ったあたりからロングスパートをかけます。直線では距離のロスお構いなしに大外の進路を選択し突き抜ける横綱相撲での勝利です。
鞍上の菅原明騎手にも嬉しいG1初勝利をプレゼントしました。

◆ 調教師孝行
ブローザホーンはダービージョッキーから調教師に転じた、中野栄治氏の厩舎に属していました。中野氏は今春に定年となりましたが、その直前の1月に日経新春杯を勝利し、世話になった調教師の引退に花を添えた孝行馬です。

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