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ターコイズSの結果 ~推し馬の10回目の重賞挑戦も惜敗に終わる~

ターコイズSは、今夏に大きく成長したアルジーヌが快勝しました。
1~3着を4歳牝馬が独占、来年の牝馬マイル戦線に繋がる一戦になったと思います。

◆ 世代激突の結果
重賞紹介で紹介した通り、本レースの隠れテーマは3歳牝馬と古牝馬の激突でしたが、今年は古馬が制しました。

3歳勢の結果を見ると、最後に伸びたアドマイヤベルは5着、先行して粘ったイフェイオンは6着、スタートの出遅れが響いたミアネーロは8着でした。
ただし、3頭ともマイル適性が伺われ、年明けからのマイル戦線での活躍を期待します。

◆ レース展開
過去23戦のうち22戦が1200mだったマメコ(5歳牝)が積極的にレースを引っ張ります。因みに、彼女は今年の真夏の2か月に4戦し、可愛い名前と相俟って、人気がありました。

すべての200mを11秒台で走っていますが、昨日の第9レースの2歳特別戦で2歳コースレコードを0.4秒更新する好タイムが出ている馬場状態を考えると、そこまで速くないペースだったのでしょう。
1~3着馬は全馬好位に位置していました。

その中でも道中スムーズに進んだアルジーヌが、重賞2戦目で嬉しい重賞初優勝でした。彼女は2~3着馬を見ながら、7番手あたりをストレスなくマイペースで進み、脚を溜めました。
直線を向くと早めに抜け出した、ビヨンドザヴァレードゥアイズの外側からスッとかわして、最後は1馬身差を付けて快勝しました。

今秋のスプリンターズSで初めてG1を制した西村淳騎手の落ち着いたエスコートが目立ちました。

◆ 1着 アルジーヌ (4歳牝)
彼女は昨日で11戦6勝、一度も掲示板を外したことがありません。デビューこそ3歳の1月と少しユックリでしたが、そこから昨年は4戦2勝、今年は7戦4勝と安定しています。

前走7月末のクイーンSでは3歳馬のワンツーフィニッシュを許しましたが、昨日は同級生たちで3着までを独占です。
なお、クイーンSで3着をハナ差で競ったのがドゥアイズでした。

昨日の走りっぷりを見ていると、スタートも上手く、道中も落ち着いて追走でき、直線で抜け出す瞬発力もありと、来年のマイルを中心に重賞戦線での活躍が期待できそうです。
彼女の母のキャトルフィーユは牝馬重賞戦線で活躍し、受賞1勝をあげています。母に追いつき、追い越せです。

◆ 2着 ビヨンドザヴァレー (4歳牝)
昨日が重賞初挑戦でした。好スタートから少し押されて3番手につけます。少し行きかけますが、菱田騎手が手綱を引くと素直に落ち着いて3番手になりました。
4コーナーで外からドゥアイズにかぶされ、内側で粘るイフェイオンとの間で進路が狭くなりかけますが、円滑に加速しポジションを主張できたことで進路を失うことなく最後まで伸びて2着に入りました。

前走14戦目で漸く3勝クラスを突破したのですが、昨日の走りっぷりを見ると、今後の牝馬マイル戦では楽しみな1頭です。

◆ 3着 推し馬 ドゥアイズ (4歳牝)
同級生が結果を出していくなか、善戦ガールは昨日も勝てませんでした。トホホです。

重賞で3着と好走しているのですが、昨日で重賞10戦目、馬券圏内は4回目です。昨日は、ゲートを五分に出ると、C.デムーロ騎手はポジションを上げようと押し出します。すると、ゴーサインが出たと思ったのか引っ掛かってしまい、C.デムーロ騎手に手綱を引かれ、元のポジションまで戻ってしまいました。

そこから、4コーナーの手前で再加速し先頭集団に取り付きます。一旦は先頭に立つも、伸び脚の鋭さにかけ、3着になりました。
向う正面での上げ下げで体力を削がれた影響があったと思います。競馬は本当に難しいと思いました。


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