今週の重賞 (京成杯、日経新春杯)
今週も中山と中京の2場開催です。
重賞は日曜日に京成杯と、日経新春杯が行われます。
今年は重賞の名称や日程が大きく変わりますが、今週までは例年と変わらない新春の風景が続きます。
◆ 京成杯(芝2000m @中山 3歳限定G3)
京成杯は先週末に続く3歳重賞第二弾です。
京成杯は皐月賞と同じ舞台で行われるので、格好の前哨戦の舞台になると、素人目には思えます。しかし、2010年のダービー馬エイシンフラッシュを最後に、優勝馬からクラシックホースが長年生まれていませんでした。
ところが、一昨年の優勝馬ソールオリエンスが皐月賞で優勝しました。そして、昨年は1着ダノンデサイルが日本ダービーを、2着のアーバンシックが菊花賞を、それぞれ制しました。
京成杯の位置付けが変わってきた印象です。
先週の2つの3歳重賞でエリカエクスプレスとリラエンブレムが、今後がとても楽しみになる勝ち方をしました。彼らに続くニュースターの誕生に期待です。
◆ 日経新春杯(芝2200m@中京 ハンデ戦 G2)
日経新春杯は大阪杯や春天、宝塚記念を頂点とする、古馬中長距離路線の前哨戦初戦です。G2ハンデ戦なので、超一流馬は重い斤量を嫌って翌週のAJCCを選ぶことが多いです。
一方、現時点では未だ超一流ではないものの、このレースをキッカケに、その後G1で活躍したいと考えている馬が参戦します。
G1馬も多数輩出しています。昨年はブローザホーンが重賞初優勝し、その勢いのまま宝塚記念制覇に繋げました。
軽い斤量ハンデになるためなのか、過去10年で6回4歳馬が勝っており、うち5頭は重賞初優勝と、若い力が芽吹く場です。今年も4頭エントリーしています。
また、過去3年の勝ち馬が、ヨーホーレイク、ヴェルトライゼンデ、ブローザホーンと、全て推し馬でした。ヴェルトライゼンデは今年も出走予定です。
◆ 日本経済新春杯の悲しい思い出
私にとっては、1978年の日経新春杯(当時の名称は日本経済新春杯)は、テンポイントが死に至った骨折をした悲しい思い出が詰まったレースです。
毎年、全ての人馬の無事を改めて祈ります。