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サマーチャンピオンの結果 〜NAR勢が上位を占める~

台風10号の影響で3日遅れて9月1日の開催となったサマーチャンピオン。終わってみると、NAR勢が5着までのうち2着以外の4頭を占めました。
NAR所属馬による交流重賞勝利は一昨日で今年4勝目と、昨年の年間実績に並びました。

◆ 1着 アラジンバローズ(7歳騙)
勝ったのはアラジンバローズです。スタートから最初のコーナーまでのスピードが上がるところで無理についていかず、道中は内側の中団で息をつきます。
向正面途中から内ラチ沿いをスルスルと前に進むと、4コーナー手前でラプタスが速度を上げたところで一緒についていきつつ、外側に進路を変えます。そして、ゴール前でラプタスをキッチリかわして勝利しました。

彼はJRAで4勝を挙げてオープンクラス入りした実力馬です。昨夏に兵庫に転厩しましたが、初めて交流重賞に勝利しました。
JRA所属馬のままだと収得賞金の関係から、交流重賞に出走すら適わないこともあるので、地方転厩の成功例だと思います。

◆ 2着 ラプタス(8歳騙)
アラジンバローズよりも6㎏重い60㎏の斤量が堪えたのか、最後にかわされまさした。それでも2着を譲らず、JRA所属馬として重賞5勝を挙げてきた実力を見せました。
一昨日のレースでは、ゲートの中で何か気になったのか、左前脚でガリガリと足場を掘っていました。そして、掘り終えて満足したのか、今度は頸を振っている間にゲートが開きます。慌てて飛び出すと、大きく躓き、落馬紙一重のところまで態勢を崩しました。しかし、金山騎手はなんとか耐えて態勢を立て直しました。
最初のコーナーまで遅れていましたが、コーナーワークを活かしてコーナー出口で先頭集団に取り付くと、4コーナー手前から速度を上げましたが、最後にアラジンバローズにかわされました。

◆ 3~5着馬
冒頭に書いた通り、3着タイガーインディ(7歳牡、兵庫所属)、4着ホウオウスクラム(9歳牡、高知所属)、5着テイエムフェロー(5歳牡、佐賀所属)とNAR勢が上位を占める活躍を見せました。
一方、人気を集めたJRA所属馬はコパノパサディナが6着、サンライズホークが7着、テイエムトッキュウが8着、1番人気に推されたメイショウテンスイは9着と揃って敗れました。
台風10号によって順延された影響も少なからずあったのかもしれません。


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