オーバルスプリントの結果 〜漸く交流重賞を初制覇〜
オーバルスプリントの勝者はスマイルウィです。出走34戦目、交流重賞4戦目で、漸く交流重賞初制覇です。
◆ スマイルウィ(7歳牡)
彼は前走こそ10着と、謎の大敗を喫していますが、その前の21戦では12勝、2着5回、3着4回と圧倒的な安定感を誇っていました。交流重賞も2着2回、3着1回と惜敗続きでした。
彼はデビューも船橋で、一度もJRAの馬場で走ったことのない、生粋のNAR馬です。
2着はスレイマン(6歳牡)、3着はサンライズホーク(5歳騙)、4着イーグルノワール(3歳牡)、5着テーオーステルス(5歳牡)とJRA勢が続きました。
◆ レース展開
7頭立てと少頭数でしたが、全馬きれいにスタートし、激しく先頭争いが行われながらも、すぐにポジションが固まりました。そこからレースが動いたのは3コーナー手前です。
後方2番手を進んでいたサンライズホークが外から捲っていきました。直線200m強と短い浦和競馬場では、直線だけでは追い込みが難しいので、他の馬も加速をはじめ一気に盛り上がりました。
4コーナーを回ったところでは、スマイルウィがさらにその外から捲って、先頭に立ちました。スレイマンはその外を捲って上がっていき、最後は一歩ずつスマイルウィに迫りますが、追い抜くことはできませんでした。
鞍上の矢野騎手が、スマイルウィを追いだしたタイミングが絶妙でした。
一方、スレイマンは本当に悔しい2着で、西村淳騎手の短いコメントから悔しさが滲み出ています。
◆ サンライズホークの復活
個人的に嬉しかったのは、推し馬サンライズホークの復活です。彼は重賞3連勝後、今春以降大敗が続いています。しかも、どのレースも自ら走るのを放棄したような負け方でした。
昨日も4コーナーを回ったところでスマイルウィに抜かれると、走るのを辞めたように見えました。ところが、デムーロ騎手の“喝”に応えて再加速し、最後はスマイルウィに迫った3着でした。
推し馬の投稿に加筆して、文末に添付しましたので、お暇だったらご覧下さい。
◆ 嬉しかったこと
サンライズホークの復活走と同じくらい嬉しかったのは、先週「キャリアが真逆な2頭が初めて交わる一戦」という題のオーバルスプリントの投稿で、主役として紹介した2頭がワンツーフィニッシュをしたことです。
昨日はスマイルウィが勝ちましたが、次はスレイマンが重賞初制覇をすることを期待します。
◆ NAR馬による交流重賞勝利
昨日で今年のNAR馬による交流重賞勝利は5つ目です。昨年は年間で4勝でしたので、既に上回りました。
これからさらにビッグレースが続きます。どこまで勝利を積み重ねられるか、楽しみに見ていきたいと思います。