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コラム33 騎手の帽子の色

騎手の帽子の色は「枠順」で決まっています。決して勝負服に合わせて、自由にコーディネートしている訳ではありません。

◆ 枠の分け方
出走馬は最大8枠に分けられます。8頭以上になると外枠から複数にします。例えば13頭立てのレースだと、1から3枠までは1頭、4枠から8枠までは2頭ずつになります。
中央競馬(JRA)では最大18頭立てなので、1から6枠まで2頭ずつ、7枠と8枠が3頭というのが最大です。

◆ 色分け帽
そうなると、同一馬主が同枠の場合、同じ勝負服と帽子の馬が出走することもあります。その場合は、外から見分けられるように外側の騎手の帽子は、2色×4分割された帽子をかぶります。
イメージはピンポンパンのしんぺいチャンの帽子です。(古い)

◆ 帽子の色
帽子の色は、次のように固定されています。
1枠白、2枠黒、3枠赤、4枠青
5枠黄、6枠緑、7枠橙、8枠桃

◆ 余談
古くは馬連や馬単といった馬券はなく、単勝、複勝、枠連の3種類の馬券しかありませんでした。
その頃は狙った馬と違う同枠の馬が好走し、馬券が当たることがありました。その頃の方が、いま以上にファンは帽子の色に注意しながらレースを見守っていたと思います。


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