京都新聞杯の結果 ~プリンシパルSの結果と合わせて~
ジューンテイクが優勝しました。彼は昨年の7月にデビューしてから、昨日で9戦目とレース経験が豊富です。朝日杯FSでは4着に入っており、その後に2走したリステッド競走も2着と5着、安定した実力を備えています。
◆ レース展開 ~レース経験の豊富さ~
ジューンテイクは1番枠ということもあり、包まれないようにスタートから少し押して出ていきました。そのために引っ掛かりそうになるものの、藤岡佑介騎手が上手く宥めました。道中は5番手くらいの内ラチ沿いを落ち着いて進めたことが、最大の勝因だと思います。
4コーナーを回ると、最初は逃げたウエストナウ(2着)の1頭分外側に進路をとろうと試みます。しかし、ウエストナウが外側に振られるのを見ると、内ラチ沿いに1頭分の狭い進路を見つけ突っ込んでいき、抜け出しました。この臨機応変に進路選択をした藤岡佑介騎手の手綱捌きと、それに即応したジューンテイクの操縦性の高さも勝因だったと思います。道中の落ち着きと直線での即応性、いずれもレース経験の豊富さが奏功した印象です。
収得賞金を積み増し、これでダービー出走権を事実上獲得しました。
◆ プリンシパルステークス ~超高額馬がダービーに間に合う~
昨日行われたプリンシパルSでダノンエアズロックが快勝し、同じくダービーの優先出走権を確保しました。彼は5億円弱で落札された超高額馬です。デビュー2連勝からの今年初戦の報知弥生賞では、7着に敗れました。レース後の検査で軽度の骨折が判明しましたが、昨日復帰し、何とか一生に一度のダービーに間に合いました。
これでダービーの出走優先順位がほぼ固まりました。皐月賞上位入着組みが中心になると思いますが、昨日事実上出走権を得た両馬が戦いに深みを与えてくれることを期待します。