凱旋門賞の紹介 ~シンエンペラーに夢の成就を託す~
毎年10月最初の日曜日には、凱旋門賞(芝2400m)がパリ・ロンシャン競馬場で行われます。
◆ 凱旋門賞
1920年に創設され、その後大戦による中止を挟み、今年が103回目となる歴史と伝統のある一戦です。
最近は世界の競馬界の重心が2000m前後に移った感じがありますが、今でも世界最高峰のレースの一つです。
◆ 日本馬の参戦
凱旋門賞制覇は未だ果たせぬ、日本馬の長年の夢です。その歴史は1969年のスピードシンボリから始まります。昨年までで、計31頭(延べ34走)が出走しています。
最高成績は99年エルコンドルパサー、10年ナカヤマフェスタ、12/13年のオルフェーヴルの4回の2着です。
特に、2012年は一旦先頭に立ったオルフェーヴルが、ゴール前で急失速し2着に敗れた、本当に惜しい一戦でした。テレビ観戦していたのですが、その晩は一ファンに過ぎないのですが、悔しくて眠れませんでした。
◆ 近年
2010年代前半、戴冠に迫るところまでいくも、その後は低迷。一昨年の22年には史上初めて4頭を送り込むも、最高は11着と大敗を喫しました。
一転して昨年は、牝馬のスルーセブンシーズが4着と健闘しました。
◆ 今年
シンエンペラー(3歳牡)が単独乗り込みます。全兄に凱旋門賞馬のソットサスがいる欧州血統、前哨戦のアイルランドCS3着と好走、且つ軽斤量の3歳馬であることから、期待が膨らみます。
なお、過去3歳時に挑戦したのは、キズナ、ヴィクトワールピサ、マカヒキ、ドウデュースの4頭ですが、キズナの4着が最高です。