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チャレンジカップの結果 ~お姉さん見てくれましたか、完全復活です~

エリ女2着の激走から僅か20日のインターバルで参戦したラヴェルが、快勝です。
いや~、本当に強い勝ち方でした。

◆ ラヴェル(4歳牝)
彼女の一つ上の姉は、マイル女王に就き、先日のマイルCSをラストランに引退したナミュールです。ナミュールの引退後すぐの勝利、お姉さんも喜んでいたことと思います。昨晩、2頭で京都の町に繰り出し、姉妹で祝勝会を開いているかもしれません(嘘)。

彼女のこれまでのクライマックスは2歳秋にリバティアイランドを負かしたアルテミスSです。直線でリバティアイランドに蓋をして、ゴールまで猛追撃を凌いで勝ったときには、翌年のクラシックでの活躍が期待できると思いました。
しかし、その後オークス4着の好走はあるものの、目立った戦績は残せていません。

今秋のエリ女でも12番人気と低評価でしたが、川田騎手がとても上手くエスコートして2着に入りました。昨日はよほど体調がよかったのでしょう、20日間の短い間隔で川田騎手を背に参戦し、アルテミスS以来の勝利を上げました。川田騎手との相性はとても良さそうです。

◆ レース展開
スタート直後にアウスヴァールがハナを切り、バビットは2番手に控えます。これでレースが落ち着くと思いました。しかし、2コーナーを回るとルペルカーリアが外から捲って上がっていき、ペース下がりませんでした。
最終的に先行したこの3頭はビリから3頭となってしまいました。

追い込み馬有利な流れになる中、ラヴェルは中団内側で脚を溜めます。4コーナー手前で上位に進出した時には前に壁ができそうでしたが、彼女の前でレースを進めていた馬の殆どがペースダウンしていったので、強固な壁は築かれませんでした。

そこで苦も無く先頭に取り付くと、残り250mでは先頭に立ち、そのまま押し切るとても強い勝ちっぷりでした。展開が向いた面は少なからずあるものの、道中は中団で脚を溜めて、直線で抜け出す戦い方がエリ女から続いており、ここにきて完全復活、或いは覚醒をした感があります。

推し馬のバビットは昨日も美しい尾花栗毛の馬体を、ターフの上に見せてくれました。上記のハードな先行争いに巻き込まれたためにブービーに沈みましたが、いつも一生懸命に走ってくれていて感謝です。

◆ 長期休養明けの2頭の結果
昨日は、約19か月ぶりのボルドグフーシュ(5歳牡)と、17か月ぶりのセイウンハーデス(5歳牡)の2頭が長期休養明けの復帰戦を迎えました。
レース前の体重を見ると、ボルドグフーシュは前走比16㎏増、セイウンハーデスは同14㎏増、つまり未だ調整途上という感じでした。

2頭ともレース運びは休み前と同じです。後方から末脚勝負に賭けたボルドグフーシュは未だ直線での爆発力が不足しており、4着でした。
セイウンハーデスも以前の通り好位にポジションを取った先行策を選択、先行した馬がバタバタ馬群に沈んでいく中、5着に粘りました。

両馬ともに復帰戦としては、十二分の走りを見せました。レース後、怪我の箇所に問題がなければ、年明けからの本格復帰がとても楽しみです。


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