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セントライト記念の結果 ~春の実績馬が順調に始動、いざリベンジへ~

3頭共にひと夏を越えて、成長を感じました。順調に成長している3頭は、今後も良いライバル関係を築いて、何度も戦うと思います。
以下で、各馬の昨日のレース運びを少し触れてみます。

1着 アーバンシック  皐4着 ダ11着
2着 コスモキュランダ 皐2着 ダ6着
3着 エコロヴァルツ 皐7着 ダ8着
3頭は菊花賞の優先出走権を獲得し、春に後塵を拝した各馬へのリベンジを狙います。

◆ レース運び
3頭共にひと夏を越えて、成長を感じました。それぞれのレース運びを少し触れてみます。

・アーバンシック
スタートを五分に出ると中団の内ラチ沿いを、無理なく自分のリズムで進みます。内ラチ沿いでロスなく、息を潜めているような感じです。
4コーナー手前で各馬が上位進出をするときもペースを上げません。このままでは、外側から蓋をされて、行き場をなくすのではないかと心配しました。
しかし、直線を向くと、偶然なのか、ルメール騎手の狙った通りなのか、数頭外側に大きな進路が開きます。当然のようにそこに進み、突き抜けました。嬉しい重賞初優勝でした。
新春の京成杯で、ダービー馬のダノンデサイルと競った時の鋭い末脚が戻ってきました。

・コスモキュランダ
彼の持ち味はロングスパートです。その得意技で弥生賞を制し、驚愕のレコード決着となった皐月賞も2着に入りました。
昨日も前半は後方待機し、3コーナーあたりから外側を捲っていき、4コーナーを回った時点で既に先頭に立ちます。しかし、ゴール前100mを切ったところで、アーバンシックにかわされました。それでも、持ち味を十分に出した2着でした。
見応えのある、魅力的な馬です。

・エコロヴァルツ
昨年暮れの朝日杯FSでは最後方からの追い込みで2着に入りましたが、前走の日本ダービーから先行脚質に変えてきました。昨日も勢いよくゲートを飛び出すと、ハナを切ります。
1コーナーを回ってからヤマニンアドホックにかわされますが、そこで引っ掛からずに、上手く2番手で落ち着きました。精神面での成長を感じました。
直線では、最初にコスモキュランダ、次にアーバンシックに前をカットされましたが、それでも諦めずに前を追って、最後に3着に上がりました。栗東から遠征してきた甲斐がありました。

◆ 最後に
菊花賞の優先出走権を獲得した3頭が3000mの菊花賞に進むか不明ですが、せっかくの一生に一回の機会なので、進んでもらいたいなぁと思ってしまうオールドファンです。

なお、ダービー馬ダノンデサイルは菊花賞、皐月賞馬ジャスティンミラノは秋天に進むようです。


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