交流重賞の紹介 かきつばた記念 〜季節外れの花を咲かすのは誰だ〜
今日、交流重賞かきつばた記念(1500m @名古屋 G3級 別定)が行われます。昨年までは、かきつばたの花の見頃のゴールデンウィークに実施されていましたが、今年の改編により2月に移設され、条件もハンデ戦から別定戦に変更となりました。位置づけも変わり、かしわ記念(1600m @船橋 G1級)の前哨戦の一つになりました。
昨年までは、同時期開催のかしわ記念への出走が叶わなかった未来のスター候補にとって、スターへの階段の一歩目というイメージでした。
実際、昨年の覇者は年末にG1連続2着となるウィルソンテソーロ、一昨年の覇者は2年連続で最優秀NAR馬に選出されたイグナイターです。両馬は共にかきつばた記念をキッカケに、大きな飛躍を遂げています。
今年もサウジアラビア遠征やフェブラリーSへの出走が叶わなかった未来のスター候補が集まるという点では、レースの性格は同じままなのかもしれません。
JRA馬の注目は昨年UAEダービー4着、ユニコーンS優勝のペリエール(4歳牡)と、昨年末に本格化し現在重賞2連勝中のサンライズホーク(5歳騸)です。
NAR馬では、ここ2年間で13戦8勝・2着5回の船橋所属の地元の雄、スマイルウィ(7歳牡)に注目です。
最後に、余計なお世話ですが、2月にかきつばた記念とは、季節との整合性が取れなくなっており、如何なものかと要らぬ心配をしています。