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ブルーバードカップの結果 ~決戦第1ラウンドはメルキオルの勝ち~
レース前の単勝倍率は、クァンタムウェーブ1.7倍、メルキオル2.6倍、ミストレス5.7倍と、JRAの3頭に人気がかぶっていました。
終わってみると、メルキオルが快勝、クァンタムウェーブが2着、ミストレスは4着でした。3着には、北海道から参戦したウィルオレオールが入りました。
◆ レース展開
好スタートからハナを切ったのはミストレス、メルキオルも馬なりで2番手に付けました。
クァンタムウェーブはスタート直後に外の馬に幅寄せされ、サンドイッチのようになってしまう大きな不利を受けました。それでもエキサイトして引っ掛かることなく、3番手に付けられたので、精神面は大人だなぁと思いました。
そこから、3頭がレースを引っ張ります。3コーナー手前でミストレスの脚があがり、メルキオルが先頭に立ち、クァンタムウェーブも追撃態勢をとります。
直線で一騎打ちになるかと思いましたが、2頭の差は詰まらず、むしろ差は開いていきました。
◆ メルキオルとクァンタムウェーブ
一昨日のブルーバードカップの紹介投稿と重複しますが、彼ら2頭は共に父がナダル、松永厩舎所属の僚馬です。
今後もこの2頭は何度も戦うことになると思いますが、昨日の第1ラウンドはメルキオルの勝利です。
両馬はこの先、海外遠征にエントリーするのか、国内三冠を目指すのか、レース選択に注目です。この2頭の実力は高そうで、とても楽しみです。
◆ メルキオル
彼の祖母はビワハイジです。ビワハイジの子どもの代表格は2010年の年度代表馬ブエナビスタ。
それ以外にも、アドマイヤジャパンやアドマイヤオーラなど重賞馬をたくさん産んでいる名牝です。
しかし、ダートで活躍した馬は多くありません。ナダルとのかけ合わせで、ダートで活躍する馬が誕生するのは、新たな気付きになるのかもしれません。
メルキオルは昨日で6戦3勝ですが、ダートは3戦3勝、芝は3戦未勝利です。
【1月25日追記】
クァンタムウェーブが左第1指骨を骨折していたことが発表されました。レース中に骨折していたとしたら、直線でいまひとつ伸びなかった理由でした。同僚2頭の戦いは暫くお預けになります。
完治して、また元気に走る姿を見られることを願います。
一方でメルキオルは怪我無く走ることを期待します。