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推し馬 モズメイメイ 〜負けず嫌いのモテモテ娘〜

今日は、今週末の京阪杯に出走予定、ファンの多いモズメイメイ(2020年生 現4歳牝)のことを紹介します。

◆ 順風満帆な若駒時代
彼女は2歳の11月にデビュー戦を勝利で飾ると、その後チューリップ賞(G2)にも優勝。
桜花賞こそ敗れるも、続く葵 S(G3)で二つ目の重賞制覇と、順風満帆にキャリアを積みました。

特に、葵 Sでは、ゲートが開くと同時に他馬を1馬身引き離すという超速のロケットスタートを披露、そのままレースレコードの好タイムで逃げ切り勝ち。一躍有名馬の仲間入りを果たしました。
なお、その時の2着が今秋のスプリンターズ S優勝馬のG1馬ルガルです。

◆ 苦難の時代
3歳春まで6戦4勝、うち重賞2勝と、世代を代表する快速逃げ馬として、順調にキャリアを積みました。
ところが、そこから暗転します。4歳春の高松宮記念まで6戦連続2桁着順と不振に陥ります。

その間、鞍上もベテランから若手や女性騎手まで、色々と試すものの結果が出ません。

◆ 復活の(怒りの)北九州記念
ところが、今年の初夏の北九州記念で、突然に復活の狼煙を上げます。
当日は近走の不振から、16番人気と低評価でした。2歳の12月以来、2度目のコンビとなる国分恭騎手を背に、この日は逃げるのではなく、中団からレースを運ぶことを選択しました。

4コーナー手前で良い感じで内ラチ沿いを上がり、直線に入ったところで外から被せてきた馬に「あんた邪魔よ、ガルルルル」とばかりに、顔を寄せて威圧します。

これまで、彼女には名前から連想して、なんとなく大人しいイメージを持っていました。ところが、実は負けん気の強い性格だったようです。
怒ったことで闘争心に火が点いたのか、そこから伸びて3着に入りました。

◆ その後の完全復活
怒りの北九州記念で、再び負けず嫌いの性格が呼び起こされたのか、次走の新潟名物の千直アイビス SD(G3)でも、道中足を溜めてから最後に抜け出して、久しぶりの重賞制覇を遂げました。

続くセントウル Sでも好位から抜け出し、トウシンマカオママコチャの実力馬2頭に次ぐ3着と、好走を続けます。

直近のスプリンターズ Sではスタートがはまらず、最後方からの追走となり、10着に敗れましたが、それを除けば最近は好調です。

◆ モテモテ
「メイメイ」とは中国語で書くと「妹妹」で、字の通り妹のことを言います。
彼女は名前の通り、可愛らしい容姿と性格のようで、彼女とすれ違うときに振り返る牡馬が多いようです。

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