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秋華賞の見立て 〜女子校の卒業式、基本構図は2強対決〜

牝馬三冠レースの最終レース、秋華賞(芝2400m @京都 G1)が日曜日に行われます。

◆ 秋華賞の位置付け
三冠レースの中で秋華賞は最も歴史が浅いのですが、近年では最強3歳牝馬を決める大一番です。

また、3歳牝馬たちが一堂に会する最後の機会です。つまり、2021年生まれの女子校の卒業式的な意味合いもあります。昨夏より応援していた娘たちの卒業式、涙なしでは見られません。

◆ 3歳牝馬界
勝手に名付けていますが、上半期を終えた時点では、四皇が君臨する世界でした。過去の投稿を文末に添付しました。
四皇の中から、秋華賞にはオークス1、2着馬のチェルヴィニアステレンボッシュが出走します。

そこに、春の実績馬や前哨戦の勝ち馬が参戦してきます。
なお、四皇の残りの2頭、レガレイラはエリ女、アスコリピチェーノは豪州のゴールデンイーグルを目指します。

◆ 近年の結果
過去3年の1〜3着馬、延べ9頭を見ると、とても分かりやすい傾向が2つあります。

(1) 人気馬中心
過去2年は1〜3番人気馬で決着。3年前も2〜4番人気が上位独占しました。

(2) 春の実績馬中心
7頭が春の二冠で3着以内の実績があります。それ以外の2頭はクイーンSの勝ち馬です。

◆ 今年の基本構図
基本構図はオークスの1、2着馬、チェルヴィニアステレンボッシュによる、3度目の2強対決です。

割って入るのは、前哨戦の勝ち馬たちコガネノソラ(クイーンS)、クリスマスパレード(紫苑S)、クイーンズウォーク(ローズS)、あと加えるならば紫苑Sの2、3着馬ミアネーロボンドガールです。
前哨戦の結果投稿も文末に再掲してみました。

6月の時点でクイーンズウォーク同様に期待していた2番手グループのうち、スウィープフィートは夏負けで体調が整わず、ライトバックは前走スタート前に大暴れして放馬となった経緯から、それぞれ出走が見送られました。来春には、元気な顔で、ターフに戻ってくることを願います。

◆ 戦いの最初
冒頭に感想を述べた通り、秋華賞は2021年生まれ世代の牝馬の卒業式です。では、最初(入学式?)はどこだったのか。
敢えて言えば、6月4日に府中で行われた牝馬限定の新馬戦だと思っています。

出走11頭のうち、大差をつけられた2頭を除いた9頭がJRAで勝利し、5頭が三冠に出走と高い水準のメンバーが揃っていました。
秋華賞にも、ボンドガールチェルヴィニアキャットファイトがエントリーしています。


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