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兵庫ゴールドトロフィーの結果 〜NAR馬の歴史的勝利〜

川崎所属のフォーヴィスムサンライズホークとの激しい叩き合いを制しました。当レース創設から今年で24回目、NAR所属馬の歴史的な初勝利です。

◆ レース展開
好スタートからエートラックスが快調に逃げます。ラプタス(8歳騸)ヘリオス(8歳騸)のJRAのベテラン2頭が競りかけたことで、先行した各馬には厳しい展開となりました。
実際、エートラックスこそ地力を見せて3着に粘るも、ベテラン2頭はブービーとブービーメーカーに沈みました。

勝ったフォーヴィスムは道中後方待機して脚を貯めます。連覇を狙うサンライズホークは最後方にポジションをとります。先にサンライズホークが捲っていきますが、フォーヴィスムサンライズホークが迫ってきたタイミングで上がっていきます。
先に抜け出したフォーヴィスムを一歩ずつサンライズホークが差を詰めていきますが、フォーヴィスムはハナ差で凌ぎ切りました。

◆ 1着 フォーヴィスム(6歳牡)
彼は昨年12月に川崎に転厩しましたが、JRA時代にもオープンクラスまで上がっていました。グレードレースに出走するのは、昨日が初めてでした。
彼はJRA時代14戦走っていますが、すべてが左回り。地方転厩後の2勝も左回りの川崎だったので、左回り専用だと思われていました。
昨日の園田競馬場は右回りですが、その走りっぷりを見ていると、特に右回りを苦手にしているようには見えません。

◆ 2着  サンライズホーク(5歳騸)
惜しい2着でしたが、今年前半の絶不調からは脱した感があります。しかし、ファンからすると、彼のポテンシャルを考えれば、未だこんなもんじゃないと思ってしまいます。
昨日は勝ち馬とのハンデ差5kgが最後に効いて、かわせなかったという印象です。次走で久しぶりの勝利を期待です。

◆ 3着 エートラックス(3歳牡)
彼は先行馬の中で3着に残ったところから見ると、実力が認められます。
しかし、昨日ような逃げ一辺倒だと、目標にされて、最後にかわされてしまう可能性が高くなります。
ハナを切らない競馬ができるようになれればと思います。

◆ 交流重賞
交流重賞は残り1戦東京大賞典を残していますが、ここまででNAR勢は7勝しました。昨年は4勝だったので、倍増に近いです。
大きな流れとしては、ダート馬はNARに転厩することが増えていくと思われます。
今後は益々JRA対NARの戦いが激化し、より白熱した戦いが繰り広げられると想像します。楽しみ満載です。


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