アルゼンチン共和国杯の結果 〜今回も手を抜かずに走り切りました〜
白毛のハヤヤッコ(8歳牡)が、58.5kgのトップハンデをものともせず、22年7月以来の勝利をあげました。これで、3つ目の重賞制覇を達成しました。
ベテラン馬が先頭でゴール板前を通り抜けた後、競馬場は温かい空気感に包まれていた感じがしました。
◆ レース展開
スタート直後、レースを引っ張る馬がなかなか現れず、様子見するような雰囲気かありました。しかし、先行した馬たちが作り出したはペースを、決してスローではありませんでした。
隊列は8頭ずつ、前と後ろに分かれました。結果的には、前の8頭は後方に沈み、後ろの8頭が上位に食い込みました。
◆ ハヤヤッコ
彼はスタートしてから、最後方にポジションを下げます。4コーナー手前から少しずつ速度を上げていきますが、長い府中の直線に入った時には、未だ最後方付近でした。
そこから大外に進路を取ると、力強く一歩ずつ先頭に迫ります。1番人気のクロミナンス(7歳牡)をクビ差かわしたところが、ゴールでした。
彼が通ったルートは、先週の天皇賞(秋)でドウデュースが走った場所とほぼ一緒だった気がします。ドウデュースのような鋭さはありませんが、その一歩一歩に彼のキャリアが詰まっている気がする、味わい深い末脚でした。
文末に添付した過去の推し馬投稿にも書きましたが、毎回手を抜かず、諦めず、確り走り切っている真面目さが生きました。
「頑張る者は報われる」を地でいくような、泥臭いけど、美しい勝利でした。何だか感動してしまいました。
◆ もう一頭の推し馬 ミクソロジー(5歳牡)
怪我からの回復は未だ道半ばで、昨日はしんがり負けとなりました。彼は未だ5歳。ハヤヤッコの走りを見たら、老け込むには早いです。推し馬は、勝とうが負けようが、いつまでも応援をし続けます。
そして、彼の場合、持ち味の鋭い末脚の復活を心待ちにしています。