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青葉賞の結果 ~偉大な兄に続け!~

青葉賞は、顕彰馬にも選出されているキタサンブラックの弟、シュガークンが若駒と思えない落ち着いたレースっぷりで勝ちました。2着のショウナンラプンタと共に、ダービーの優先出走権を獲得し、兄の果たせなかったダービー制覇を目指します。

1着 シュガークン
シュガークンのデビューは今年の2月と遅く、しかもデビュー戦は2着と敗れました。そこから2連勝して青葉賞に間に合い、そして昨日でダービーの優先出走権を獲得しました。
彼はスタートがうまく、最初のコーナーでは先頭に立つ勢いで飛び出すも、武豊騎手の指示に素直に従って抑えが利くと、先に行きたい馬を追いかけることなく、内側5番手の好ポジションを取ります。道中もユッタリと進み、早めに仕掛ける馬たちを「どうぞお先に」とばかりに行かせる落ち着きぶりです。レース経験が少ないにも拘らず、他馬の影響を受けることもなく落ち着いて追走する姿は、兄を思い起こす柔軟で高い操縦性を感じさせました。

直線に入ると、目の前に壁ができたため少し強引に外に進出して進路を確保します。それでもギリギリまで仕掛けを遅くし、残り200mを過ぎて本格的にゴーサインが出た後の反応は鋭く、先行する馬をすべてかわし、また後ろから迫る馬の追撃を凌ぎました。進路を確保したときの判断、絶妙なタイミングでの追い出し、流石武豊騎手という騎乗です。

2着 ショウナンラプンタ
向こう正面では、やや引っ掛かり気味だった彼を、鮫島騎手が手綱を引いて抑え込んだ分、脚が貯まって、直線では外側の進路で勢いよく伸びました。未だ若く、道中で鮫島騎手と喧嘩していたことが、シュガークンに追いつけなかった一つの理由だったとの印象です。


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