推し馬 ドゥラエレーデ 〜常に驚きをプレゼントしてくれる二刀流〜
今日は芝とダート双方で活躍するドゥラエレーデ(2020年生 現4歳牡)のことを紹介します。
◆ 二刀流
彼のここまでの戦績は14戦2勝です。内訳は芝が7戦1勝、ダートが7戦1勝です。ただし、札幌記念は昨秋のセントライト記念以来11ヶ月ぶりの芝のレースです。
最近はダートで好成績を上げていたので、もはやダート専念と思っていたのですが、まさかの中1週での札幌記念への電撃参戦です。
このローテーションには、驚きしかありません。
◆ これまでの戦績のレビュー
とにかく、ローテーションも、結果も、常にファンに驚きをプレゼントし続けてくれます。
(1) 2歳時
最初に彼のレースを見たのは2歳の東京スポーツ杯2歳Sですが、ダートの未勝利戦勝ちの後でしたので、そのローテーションに少し驚きました。
そして、次走ホープフルS(G1)を18頭立ての14番人気で勝った時には、心底驚きました。三連単250万円弱の配当を見て、友人が「こういうのを当てないとなぁ」呟いたのを覚えています。
(2) 3歳時
3歳最初の驚きは、ホープフルSの次走にダートのUAEダービーを選んだローテーションです。しかも、ダート界世代No.1のデルマソトカゲの2着と好走しており、結果にも驚嘆しました。
さらに次走に日本ダービーを選んだ、前代未聞、自由奔放なレース選択に大変驚きました。そして、レースでは落馬。見事なまでにファンを裏切る結果には、驚き以外ありません。
その後は宝塚記念とセントライト記念と芝の2戦を走り、「やっぱり芝なのかなぁ」と思いました。
ところが、そこから再びダートに転向。暮れのチャンピオンズカップ、東京大賞典は連続3着でした。ダート専念馬でない彼が、G1で連続して馬券圏内に入る好走にも、驚きがありました。
(3) 4歳時
その後はダートを連戦し、ドバイ再遠征でも好走すると、先々週のエルムSも2着でした。
さて、秋はどのダートレースを目標にするのかなぁと思っていた矢先に、札幌記念への電撃参戦が発表されました。洋芝を走るのは、デビュー2戦目(2着)の2歳夏以来です。
毎回想像を超えるローテーションが組まれ、結果も良かれ悪かれ、心の底から驚かされます。
◆ レース運びは正攻法
こんなサプライズ演出ばかりのドゥラエレーデですが、彼のレース運びは好スタートから好位置をキープする、超が付く正攻法です。レース運びだけを見ると、正攻法を貫く真面目な優等生なんですよね。
勝ったホープフルSも、好スタートから2番手で追走を続け、ゴール直前でハナ差かわすというレース展開でした。
先日のエルムSも、スタートからず〜っと2番手で、逃げたミトノオーにプレッシャーをかけ続けます。最後はミトノオーを競り落とすも、自身は2着に粘り切る強い競馬でした。プレッシャーをかけ続けることで、彼も体力を削られているタフなレースの後、僅か中一週での出走。本当に驚きです。