白山大賞典の紹介 〜上がり馬を探せ〜
23日(月)に、金沢競馬場唯一の交流重賞、伝統の白山大賞典(2100m @金沢 G3級)が行われます。
◆ 昨年のレビュー
昨年は、今やダート界のスターホースの1頭になり、先日のコリアカップで2着だったウィルソンテソーロが、道中5番手から豪快に差し切り勝ちしました。
また、一緒にコリアカップを走ったライトウォーリアも、昨年の白山大賞典に参戦していました。
いわば、今後に繋がる出世レースです。
◆ ダート中距離界
近年強豪馬が切れ目なく現れるダート中距離界。今年も多くの魅力的な馬が世代を超えて競い合う、超魅力的な秋シーズンを迎えています。
海外遠征を予定する3強は、ウシュバテソーロ(7歳牡)、デルマソトカゲ(4歳牡)、フォーエバーヤング(3歳牡)。
秋の国内G1の中心となる3強は、キングズソード(5歳牡)、クラウンプライド(5歳牡)、ウィルソンテソーロ(5歳牡)の同級生です。
その他にも、メイショウハリオ(7歳牡)、ライトウォーリア(6歳牡)、ノットゥルノ(5歳牡)なども控えています。
そこに昨年のウィルソンテソーロのような「上がり馬」が出現すると、さらに盛り上がります。そこで白山大賞典のテーマは、「上がり馬を探せ」です。
◆ 注目馬
今回もJRA勢が中心になりそうです。JRAの出走枠は5頭、うち4頭が6歳の同期が占めます。その中で注目は以下の3頭です。
・ディクテオン(6歳騙)
デビュー後不振が続き、秋に名古屋に転厩します。そこで一念発起し連勝して、JRAに復帰。
そして、遂には5歳の年末に、第2の故郷とも言うべき名古屋での交流重賞に勝利しました。
・ダイシンピスケス(6歳牡)
デビューから30戦で3勝のみ,勝ったのはNAR競馬場のみという地味な存在でした。しかし、昨年末から3連勝中です。特に前走では、昨秋のJBCレディスクラシック覇者アイコンテーラーを破った走りは素晴らしかったです。
・メイショウフンジン(6歳牡)
昨年は9戦、今年も既に4戦走破と、名前の通り獅子奮迅の活躍をしているタフネスガイです。オープン入りの後17戦走り、リステッドなど3勝していますが、重賞未勝利です。今回初戴冠を目指します。
彼らのような地道に努力して成長を遂げた馬の活躍は、心に響くものがあります。みんな、がんばれ〜。