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フラワーカップの結果 〜おてんば娘が一転優等生に〜
フラワーCは、ミアネーロ(3歳牝)が好位から抜け出して重賞初制覇です。道中は2着になったホーエリート(3歳牝)の内側を進み、直線でも昨日の馬場状態を考えて、そのまま内側の進路を選択しました。
逃げ馬の1頭外側に進路を見つけスルスルと先頭に並びかけ、残り100mで抜け出して勝ち切りました。津村騎手のコース取りの判断と、そこにエスコートした好騎乗が光ったレースです。
ホーエリートは鋭く伸びてきましたが、大外にコースをとった分だけ遅れました。しかし、均整の取れた馬体で、低い姿勢でグイと伸びてきた走り方は、とても格好よかったです。
ミアネーロはデビュー戦を1番人気で快勝、続く1月の特別戦でも1番人気に支持されるも、気性の悪さ・若さを出してしまい5着に敗れました。津村騎手によると、昨日は発走時間が遅れたことで、その間にうまく落ち着いたとのことです。何が幸いするかは分かりません。
レースも道中確りと落ち着いて立ち回り、直線でも津村騎手の指示通りに、先行馬をうまくさばいて進路を見つけ、ゴーサインにも鋭く反応をしていました。前走までのおてんば娘が、急に優等生に変わったような印象です。
この時期の若駒は一戦ごとに見違えるように成長することがあり、まるで高校スポーツを見るようで、とても楽しいひと時です。
直線の走りっぷりを見ると、まだ真面目に走り切っていないような感じを受け、大きな伸び代を感じます。次走はいよいよクラシックだと思いますが、楽しみなヒロイン候補の出現です。