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今週の重賞 (根岸S、シルクロードS)

今週から、中山に代わり府中開催か始まり、中京と小倉を加えた三場開催となります。

日曜日には芝とダート双方で、今年のスプリント界やマイル界を占う注目のレースが行われます。
一つはダート界の根岸ステークス、もう一つはターフ界のシルクロードステークスです。

◆ 根岸S (ダート1400m @府中 別定G3)
ダートG1、フェブラリーSのトライアルレースとして、優勝馬には本番への優先出走権が与えられます。

先週末のプロキオンSが1800m、根岸Sが1400mと、マイルのフェブラリーSのトライアルレースが、両方共に非根幹距離というのは面白い設計です。
得意距離がマイルより長くても、短くても、フェブラリーSに参戦するチャンスを与えているように見えます。

近年の根岸Sは超一流マイラーへの出世レースです。一昨年はレモンポップが重賞初制覇を遂げ、それをきっかけに、2年連続最優秀ダート馬にまで駆け上がりました。
昨年はエンペラーワケアが同じく重賞初優勝を果たしました。彼は今年、レモンポップの後継者の地位を狙います。

絶対王者レモンポップの後継争いの火蓋が切られます。今年は多士済々の魅力的なメンバーが集まりました。

◆ シルクロードS (芝1200メール @中京 ハンデG3)
3月末のG1高松宮記念を頂点にした、春の短距離戦の最初のレースです。
G3ハンデ戦のため、思い斤量を避けて、実績馬の参戦は少ないのですが、未来の一流スプリンターが集います。

特に、ここ数年の結果を見ると、その年のスプリントG1を占う重要レースです。
具体的には、過去3年、合計6頭のスプリントG1優勝馬のうち、ママコチャ以外の5頭は、シルクロードSを走っています。

その中でも、一昨年の1〜4着馬には、いまのスプリント界を牽引する、とても豪華なメンバーが揃っていました。
1着 ナムラクレア:無冠のスプリント女王
2着 ファストフォース:23年高松宮記念優勝
3着 マッドクール:24年高松宮記念優勝
4着 トウシンマカオ:24年スプリンターズS2着
また、昨年の勝ち馬ルガルも、スプリンターズSに優勝しました。

現在のスプリント界は6歳世代が中心です。今回は、そこに殴り込みをかけるニュースターの登場に期待です。


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