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マリーンカップの紹介 〜3歳ダートクイーン決定戦〜

交流重賞3連戦の最後を飾るのは、26日(木)に行われるマリーンカップ(ダート1800m @船橋 G3級 3歳牝馬限定)です。

G3級の一戦ですが、エントリーメンバーを見ると、事実上「3歳ダートクイーン決定戦」の様相です。

◆ レースの位置付けの変更
昨年まで、3歳以上牝馬限定のマイル戦として4月に行われていました。しかし、今年のダートレース体系の変更の中で、9月開催の3歳牝馬限定戦に衣替えしました。
年内の3歳牝馬限定戦は、マリーンカップが最終戦となります。

また、マリーンカップの勝ち馬には、秋のダート女王決定戦「JBCレディスクラシック」への優先出走権が付与されます。

◆ ここまでの若駒の牝馬限定交流重賞
2歳時の10月にエーデルワイス賞(1200m @門別)、3歳になってからは6月の関東オークス(2100m @川崎)だけです。

昨年のエーデルワイス賞はモズミギカタアガリ(当時NAR門別所属、現在JRA転厩済)、関東オークスはアンデスビエント(JRA所属)が勝ちました。なお、関東オークスのことは文末に結果報告を添付してみました。

◆ 有力馬
関東オークスを快勝したアンデスビエントと、春の二冠で好走したアンモシエラの2強対決の印象です。
どちらも先行力のある馬で、スタート直後から激しいマッチレースになるかもしれません。

全部で6頭立ての少数精鋭です。春実績をあげた上記の2強に、夏の上がり馬が挑む構図です。また、当初南関東4場すべてから有力馬がエントリーしていましたが、最終的に2頭だけの出走となったのは、ちょっと残念です。

・ザオ:船橋所属、夏に本格化の兆しをみせた小柄な素質馬、NARでの前哨戦アレキサンドライトカップ優勝
フォルトリアン:大井所属、アレキサンドライトカップ3着
テンカジョウ:JRA所属、ここまで4戦3勝で今回が重賞初挑戦、強烈な末脚が魅力
クラヴィコード:JRA所属、8月に2連勝して滑り込みで出走

アンモシエラ
今春、芝の世界では、牝馬のレガレイラが皐月賞と日本ダービーに参戦したことが話題になりました。
ダート界でも、アンモシエラがダート三冠レースに出走し、羽田盃2着、東京ダービー3着と、戴冠にあと一歩まで迫る活躍を見せてくれました。

彼女は勝ち上がりまで4戦かかるも、その後は芝のホープフルSを除き、牡牝混合ダート重賞のみ5戦走り、2勝2着2回3着1回と安定した好成績を収めています。

また、3歳牝馬にして、既に7つの競馬場で走ったことがある、ダート馬らしいキャリアを積んでいます。

これまで牡馬の一戦級と戦ってきた彼女は、今回がデビュー以来、初めて牝馬限定戦への出走です。


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