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中京記念の結果 ~小倉大賞典の再戦~
小倉競馬場のハンデ戦らしく、ゴール前で数頭が団子になってゴールに飛び込んできました。勝ったのはアルナシーム(5歳牡)でした。
◆ レース展開
テーオーシリウス(6歳牡)とセルバーグ(5歳牡)の2頭が、スタート直後から先頭を譲らずハイペースの先行争いとなりました。しかし、3番手以下は、それほどペースアップしていません。
アルナシームは道中内ラチ沿いの中団を、自分のペースで進みます。直線を向くと早目に先頭に立ち、そのまま押し切りました。
彼は9度目の重賞挑戦で、これまで4着が最高でしたが、昨日初優勝です。
鞍上は今年のダービージョッキー、横山典騎手でした。ゴール直後には、ガッツポーズを颯爽と決めていました。ベテラン、格好良かったです。
◆ 小倉大賞典の再戦
2月に同じ舞台で行われた小倉大賞典の1〜4着馬が揃った今年の中京記念でしたが、1、2、4着馬が小倉大賞典の上位馬でした。すなわち、小倉大賞典の再戦だったといえます。
2戦の結果は、以下の通りです。
・エピファニー(5歳牡)小倉大賞典1着⇒中京記念2着
・ロングラン(6歳騸) 小倉大賞典2着⇒中京記念4着
・セルバーグ(5歳牡) 小倉大賞典3着⇒中京記念12着
・アルナシーム(5歳牡)小倉大賞典4着⇒中京記念1着
この中では、エピファニーの無駄のないコーナーワークは秀逸で、小回りの小倉競馬場に適しており、次の小倉巧者になり得る素材だと感じました。
なお、昨日の3着はエルトンバローズ(4歳牡)でした。彼の実績は頭ひとつ抜けていましたが、トップハンデが堪えたのか、ゴール前で末脚が止まりました。
◆ 〈おまけの珠玉のドラマ〉 小牧太騎手のラストライド
金曜日に、NARは小牧太騎手の合格を発表しました。史上初めて、一度JRAに移籍した騎手のNAR復帰となります。望みが叶ったこと、おめでとうございます。
そんな彼のJRA騎手としての重賞最終騎乗の結果は11着でした。前半から好位をとって、積極的にレースを進めましたが、最後に馬が疲れてしまった感じです。
文末にジョッキーカメラを添付しました。
ところが、ドラマはその先にありました。小倉最終競走、つまりJRA騎手としてのラストライドとなる12レースで、小牧太騎手騎乗のモズアカボス(4歳牡)が勝利しました。
有力厩舎の矢作厩舎が小牧太騎手のために最後に用意した馬だと思うのですが、素晴らしい結末に導いてくれました。
こんなドラマがあるから、競馬は素晴らしいと思います。