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福島牝馬Sの結果 ~メリットとリスクが共存する内ラチ沿いのレース運び~

◆レース結果、勝ち馬紹介
福島牝馬S はシンリョクカとライトクオンタムが落馬という大荒れのレースでした。勝ったのはコスタボニータ(5歳牝)、嬉しい重賞初優勝です。
彼女は昨日も含めて過去5回重賞に挑んでいますが、全て牝馬限定の重賞を選んで出走しています。その間、掲示板を外したのは1回だけと安定した成績を残しています。言い換えれば、勝ち切れない状況が続いていました。

◆レース展開
昨日は道中1番枠を利して内ラチ沿い4〜5番手で進みました。4コーナーを回ると、最初は最内に、次に逃げた馬の一つ外に進路を取ろうとするも、何れも進路を塞がれます。残り100m強で、漸くもう一つ外の進路を選ぶと前が開き突き抜けて、ゴール前でギリギリかわせました。昨日の末脚を見ると、これまで勝ち切れなかったのが不思議で、今後の活躍に期待大です。
岩田望騎手も認めていたように、直線がスムーズな運びではありませんでした。それでも、道中内ラチ沿いを進んだおかげで、脚が貯まり最後の末脚につながった面もあります。経済コースを進むことのメリットとリスクの両方を感じたレースでした。

◆最後に
落馬した2人の騎手の件です。シンリョクカに騎乗した木幡初騎手は右腕の負傷と発表されましたが、ライトクオンタムに騎乗した吉田隼騎手の診断名は後日発表となりました。心配です。なお、馬は2頭とも異常なしです。
さらに、昨日は京都4レースで松山騎手もゴール後に振り落とされました。松山騎手は頭部の負傷と診断され、意識はあって会話はできると発表されました。安心してよいのでしょうか。
軽々に口にすること自体が正しくないかもしれませんが、全ての人馬が無事であることを心から祈ります。


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