ダイオライト記念の結果 〜スター候補の再始動〜
ダイオライト記念は、JRA勢が4着までを独占です。勝ったのはセラフィックコール(4歳牡)、2着は唯一無二のテリオスベル(7歳牝)、以下ハギノアレグリアス(7歳牡)、ディクテオン(6歳騸)が続きました。スター候補のセラフィックコールがG1制覇に向けて、再始動です。
レースはいつも通りスタートで加速がつかなかったテリオスベルが、1周目の途中からやはりいつも通りに大外から捲り、先頭に立ちました。本当に唯一無二の走りっぷりです。なお、彼女はダイオライト記念をラストランとして引退することが発表されました。いつも、楽しませてくれて、ありがとうございました。
一方、同じくスタートが苦手だったセラフィックコールは、昨日はとても上手く二の脚がつき、余裕で4番手のポジションを取れました。道中マイペースで追走し、4コーナー手前からテリオスベルとの差を詰めていき、ゴール前200mで抜き去りました。振り返ると、スタートが勝因です。
彼はデビューから5戦5勝で、5戦目にはスタートで大きく出遅れるも、直線で規格外の末脚でごぼう抜きするという豪快な展開で、みやこS(G3)をあっさり制しました。しかし、超一流馬との初対戦となった前走のチャンピオンズC(G1)では、10着と大敗しました。
昨日は好位から持ち味の鋭い末脚を繰り出し、しっかり立て直せた感じです。重複しますが、彼の末脚は本当に魅力的です。
昨日くらいのスタートが出来れば、どこでも勝負になりそうです。彼は今年のダート戦線の注目馬で、中東遠征組などの超一流馬たちとの対戦が楽しみです。