マリーンカップの結果 ~想像を超える大荒れの決着~
想像を超える大荒れの決着となりました。勝って3歳ダートクイーンに就いたのは、後方からの追い込みが冴えたテンカジョウでした。彼女はJRA所属馬で2番人気だったので、そこまでは想像の範囲内です。
しかし、春の実績馬アンモシエラは4着、アンデスビエントは最下位の6着に沈みました。2着にはクラヴィコード、3着はNAR馬のザオが入りました。
◆ レース展開
戦前の予想通り、ゲートが開くとアンモシエラとアンデスビエントが激しく競り合い、後続を引き離しました。このまま2頭がマッチレースに持ち込むかと思いましたが、3コーナー手前から後続に追い上げられます。
3コーナーの手前でアンデスビエントは急減速して、後方に下がっていきました。アンモシエラも4コーナーを回ったところで、いっぱいになっており、最後の200mはバタバタでした。
前半戦5番手にポジションを取ったテンカジョウが、直線では一気に追い込み、最後は2着に5馬身の大差をつけて快勝しました。最後の600mは、他馬が41秒以上だったのに対し、彼女は39.7秒とレベルの違う速さで駆け抜けました。
◆ テンカジョウ
彼女は年明け2月と遅いデビューでした。そこから一つずつ勝ち上がり、昨日で5戦4勝です。5戦全部に騎乗し、成長を促してきた国分優作騎手が、展開を読み切った見事な勝利でした。
この勝利でJBCレディスクラシックの優先出走権を獲得しました。関係者によると、権利を生かして、お姉さんたちに挑むとのこと。3歳ダートクイーンとしての挑戦、とても楽しみです。
◆ 2強
前述の通り、アンモシエラとアンデスビエントはバテてしまったのか、遅れていきました。特に、アンデスビエントは怪我をしたのではないかと思わせる減速だったので、心配です。
それでも、アンモシエラはJBCレディスクラシックに登録するようです。3歳勢の参戦はレースを盛り上がるので、是非進んでもらいたいところです。
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