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重賞の紹介 (エリ女、福島記念、武蔵野S、京都JS、デイリー杯2歳S)

今週末も府中、京都、福島の3場開催です。
重賞はG1のエリ女に加え、ダート戦あり、障害競走あり、さらには福島開催のハンデ戦や歴史ある2歳重賞と、多種多様な豪華5レースが行われます。競馬ファンは大忙しです。

そして、今週末から年末まで、毎週G1が行われるクライマックスシーズンの到来です。

◆ 重賞の紹介
改めて、今週末開催の重賞レースを紹介します。
年末までの連続G1の第一弾は、第49回エリザベス女王杯、通称エリ女です。今年の女王決定戦です。

日曜日にはエリ女に加え、ローカル競馬場で行われる今年最後の重賞、第60回福島記念が行われます。

そのほか土曜日には、第29回武蔵野ステークス第26回京都ジャンプステークス第59回デイリー杯2歳ステークスの3レースが行われます。

◆ エリザベス女王杯(芝2200m@京都 G1牝馬限定)
エリ女は1975年のエリザベス女王来日時に、前身のヴィクトリアカップを名称変更して生まれたレースです。
最初は3歳牝馬三冠レースの最終戦として創設され、1996年より最強牝馬決定戦に生まれ変わりました。

一昨年、女王陛下の逝去によって、エリザベスの冠を使用継続できるか怪しくなりました。しかし、どうやら話しはまとまったようで、今年もエリ女として実施されます。

1996年以降3歳馬9勝、4歳馬13勝、5歳馬6勝。直近10年では4歳馬が7勝と、充実の秋を迎える4歳馬が優勢です。
また、エリ女は荒れるG1として有名で、3年前の三連単は約240万円です。今年のエリ女に出るG1馬はスタニングローズレガレイラの2頭です。

◆ 武蔵野S (ダート1600m @府中 G3別定)
チャンピオンズカップの前哨戦で、1着馬には本番の優先出走権が付与されます。年明けのフェブラリーSにも通じるダートマイル競走に、今年は多士済々の優駿が集まりました。
今年の注目は5月の欅Sでワンツーフィニッシュした、コスタノヴァ(4歳牡)エンペラーワケア(4歳牡)の再戦です。

昨年の優勝馬のドライスタウト(5歳牡)は、その後屈腱炎を発症し、未だ療養中です。復帰が待たれます。

◆ 京都ジャンプS (3170m @京都 G3)
距離が短い障害レースです。中山大障害に向けて、収得賞金を上げたい馬が参戦します。登録8頭のうち重賞未勝利馬が6頭を占めており、先ずここで重賞初優勝を目指すメンバーが集まりました。

昨年の覇者エコロデュエル(5歳牡)は、その後中山大障害3着、今春の中山GJも4着と、トップジャンパーになりました。

◆ デイリー杯2歳S (芝1600m@京都 G2)
ここ7年の勝ち馬のうち4頭がその後にG1を制している、短距離からマイルの大出世レースです。

昨年優勝のジャンタルマンタルは、朝日杯FSとNHKマイルの2つのG1を制しています。また、3年前の覇者セリフォスも、翌秋のマイルCSに優勝しています。

◆ 福島記念(芝2000m @福島 G3ハンデ)
年内最後の福島開催は来週まで開催されますが、今年最後の福島での重賞です。開催時期と場所、さらにはハンデ戦ということから、一流馬の出走は少ないです。

福島記念もまた出世レースです。パンサラッサは2年前の優勝馬です。彼はここでの勝利を足掛かりに、ハイラップでの大逃げという自分のスタイルを確立し、中東のG1を2勝と、世界へ飛躍しました。

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