香港国際競走の紹介 〜今年最後の海外競馬〜
日曜日、今年の海外競馬の最後を飾る香港国際競走が開催されます。
1200mから2400mまでの4つの基幹距離でG1が催され、今年は日本から9頭が参戦します。
◆ 日本馬の出走頭数推移
昨年の14頭の遠征(出走は13頭)から減りましたが、それでも大遠征団です。ソウルラッシュだけが、2年連続での参戦です。
◆ 香港国際競走
日本馬は古くから香港国際競走に参戦しています。過去に優勝した馬たちを列挙します。
・香港スプリント(1200m) 3勝
ロードカナロア(2012年、2013年)、ダノンスマッシュ(2020年)
・香港マイル(1600m) 4勝
エイシンプレストン(2001年)、ハットトリック(2005年)、モーリス(2015年)、アドマイヤマーズ(2019年)
・香港カップ(2000m) 8勝
フジヤマケンザン(1995年)、ミッドナイトベット(1998年)、アグネスデジタル(2001年)、エイシンヒカリ(2015年)、モーリス(2016年)、ウインブライト(2019年)、ノームコア(2020年)、ラヴズオンリーユー(2021年)
・香港ヴァーズ(2400m) 4勝
サトノクラウン(2016年)、グローリーヴェイズ(2019年、2021年)、ウインマリリン(2022年)
◆ 今年の海外競馬
今年も海外競馬への日本馬の進出、活躍が目立った年でした。
昨年来の大きな傾向として、欧州が減り、米国が増加。中東ではカタールやバーレーンへの久しぶりの参戦など、選択肢が増えました。
特に、ブリーダーズカップに大挙して遠征したことは、今年のトピックスです。
◆ 日本馬の海外戦績
日本馬の海外レース出走は、4年前が延べ22頭出走で3勝、3年前が延べ49頭出走で8勝、一昨年が延べ66頭出走で10勝でした。
昨年の日本馬は海外で33レースに延べ84頭が出走、9勝しました。
年ごとに海外を走る馬が増加しています。
今年はここまでで41レースに、延べ93頭が出走し、5勝をあげています。
勝利数は増えていませんが、41レースに対して、勝率は12%、連対率44%、馬券圏内率51%です。
海外競馬のトピックスの時に、毎回述べていますが、オールドファンからすると、隔世の感を覚える戦績です。
それでも満足度がもう一つという、贅沢なファンになってしまいました。