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京王杯2歳Sの結果 ~父に初優勝をプレゼント~

比較的荒れた結果になりました。勝ったのは8番人気のパンジャタワー(2歳牡)です。
前走の新馬戦から約2か月で12㎏増量しており、「ちょっと重め残りでは」という声が上がっていましたが、なかなか切れ味鋭い末脚を見せました。

◆ レース展開
勝ったパンジャタワーは素晴らしいスピードでゲートから飛び出ます。それこそハナを切りそうな勢いでしたが、鞍上の松山騎手は手綱を引いて後ろに下げます。彼は若駒なのに松山騎手の指示の意味を悟ったのか、喧嘩することなくすーッと下がり、脚を溜めます。

一方、2着になったマイネルチケット(2歳牡)の戸崎騎手は、スタートを五分に切ると押して上位に進出します。ゲートから200mくらいのところで、下がっていくパンジャタワーとすれ違っています。直線を向くと、マイネルチケットは直線の真ん中あたりを進み、早めに抜け出します。

パンジャタワーは大外に進路を確保すると、突き抜けていきます。最後は2頭での激しい叩き合いとなりますが、湿った馬場への適性の差なのか、道中での脚の溜め方なのか、最後はパンジャタワーがクビ差先んじました。

◆ パンジャタワー
彼の父は2017年の京王杯2歳Sの勝ち馬、ロンドンタワーです。父はその後G1スプリンターズSを含む重賞4勝をあげた、名スプリンターです。今年から産駒がデビューしており、昨日が産駒の重賞初優勝でした。

彼自身は昨日で1200mのデビュー戦、1400mの重賞と2連勝しましたが、今後マイルに挑むのか、スプリント戦に徹するのか、レース選択が注目されます。


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