マイルCSのプレビュー 〜世代交代あるか〜
◆ マイル界の注目点(超私見)
今春、香港馬ロマンチックウォリアーの参戦で、大いに盛り上がったマイル界。
全くの私見ですが、7月に秋のマイル界を見通す上での注目点として、次の4つをあげました。
①香港勢が再来日するか
②強豪馬が順調に夏を越せるか
③3歳勢の台頭が見られるか
④夏の上がり馬が現れるか
◆ 現況との確認
上の4点の現況確認を、さらなる追加視点を加えて見てみます。
①香港勢は来日しませんが、現役欧州最強マイラー、英国馬のチャリン(4歳牡)が参戦します。
②昨年来の中心メンバー、ナミュール(5歳牝)、セリフォス(5歳牡)、ソウルラッシュ(6歳牡)は、揃って順調に夏を越しました。
③春の時点で2強と目されたジャンタルマンタル(3歳牡)は前月の熱発の影響で、アスコリピチェーノ(3歳牝)は豪州遠征により不参戦。さらに、毎日王冠優勝馬のシックスペンス(3歳牡)も蹄の炎症によって回避です。
有望馬が揃った3歳馬の参戦は「無し」という悲しい結果になりました。
④ジュンブロッサム(4歳牡)が前哨戦の富士S優勝の勢いのまま参戦します。
⑤加えて、これまで別場所を主戦場としていたブレイディヴェーグ(4歳牝)や、オオバンブルマイ(4歳牡)がエントリーしてきました。
まとめると、現3歳世代の参戦は今後の楽しみになりました。しかし、それ以外は形を変えつつも、ほぼ満たされました。
おかげで、とても楽しみなメンバーが揃いました。
◆ 大テーマ
ソングラインやソダシといったスターホースが引退した後のマイル界を牽引してきた3頭、ナミュール、セリフォス、ソウルラッシュが牙城を守るか、次の波がやってくるかということが、ポイントだと思います。
つまり、「世代交代はあるか」が大テーマだと考えます。
◆ そのほかのテーマ
各馬ベースで思いつくだけでも、こんなテーマがあります。
・ナミュール「2連覇なるか」
・ソウルラッシュ「悲願のG1優勝なるか」
・セリフォス「王の復権なるか」
・ブレイディヴェーグ「マイル女王の継承が起きるのか」
・ジュンブロッサム「上り馬、一気に頂点に立てるのか」
・チャリン「欧州チャンピオンの実力発揮なるか」