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クラスターカップの紹介 ~ドンフランキー出陣~

三連休の最終日、12日(月)にクラスターカップ(1200m @盛岡 G13級 別定)が行われます。

◆ 強豪ダートスプリンターの始動戦
秋のダートスプリント界の頂点は、国内ではJBCスプリント、海外ではBCスプリントです。両レース共に11月初旬に実施されます。
そこから逆算すると、クラスターカップは強豪スプリンターの秋初戦に適した日程にあり、毎年好メンバーが集います。

◆ 昨年のレビュー
昨年のクラスターカップは3着以下を突き放し、リメイクが優勝、ドンフランキーが2着に入りました。
プロキオンSに続く4歳馬(当時)2頭のワンツーフィニッシュで、世代交代が高らかに告げられたレースとなりました。

◆ 今年の注目
現在のダートスプリント界は、イグナイター(6歳牡)ドンフランキー(5歳牡)リメイク(5歳牡)の3強時代です。
今年は、3強からドンフランキーが参戦します。彼はこの後、BCスプリントに向かう計画です。
BCスプリントへの日本馬の出走は、2020年のマテラスカイ以来となります。4年前のマテラスカイは5着でした。今年はそれ以上の結果が期待できそうです。

◆ 対抗馬
注目は前走欅ステークスを快勝したコスタノヴァ(4歳牡)です。3強時代をひっくり返す第一候補として、今秋の大注目株です。
芝のデビュー戦を除きダート戦だけに絞れば、ここまで6戦5勝2着1回です。特に、新春の根岸ステークス勝ち馬の同期エンペラーワケアに勝った、欅ステークスは特筆ものでした。

◆ クラスターカップに関連して
大きく話が変わることご容赦ください。
過去3年クラスターカップに連続出走し、優勝1回、2着と3着それぞれ1回ずつと活躍したリュウノユキナ(2015年生 現9歳 牡)の引退、種牡馬入りが、先週発表されました。彼の全戦績は55戦10勝、うち重賞3勝です。
しかし、20年9月から23年末まで、オープンクラスで5勝2着11回3着3回と、ダートスプリント界のトップホースとして戦ってきました。
優秀な後輩も出てきたので、良いタイミングでの引退なのかもしれません。これまで数多くのレースで活躍してきた彼に感謝です。お疲れ様でした。
彼の紹介投稿を文末に添付しましたので、お時間が許せばご覧ください。

◆ 最後に 〜盛岡競馬場のこと〜
クラスターカップが行われる盛岡競馬場は、NARの競馬場では唯一芝の馬場を持ちます。しかし、豪雨の影響を受け、今期の残りの芝レースを全てダートに変更することを発表しました。
酷暑に豪雨、地球が怒っていますね。


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