クラスターカップの結果　～貫録勝ち～

台風5号の影響で2日間順延となったクラスターカップが、昨夕無事に実施されました。結果は、大本命のドンフランキー（5歳牡）が、格の違いを見せつけた貫録勝ちです。

◆　レース展開
ドンフランキーのゲートからの飛び出しは特に速くなかったのですが、その後の数歩で先頭に立つと、ゴールまで誰にも抜かせませんでした。
昨日のレースで印象深かったことは、常に馬場の外側を走っていたことです。盛岡競馬場は内側の砂が厚いといわれており、彼は内側を避けたようです。
なお、私は走ったことないので、外と内でどの程度違いがあるのか不明です。当たり前ですが。

2番人気のコスタノヴァ（4歳牡）の初スプリント挑戦はほろ苦い結果となりました。彼にとって1200mは短く、マイル前後の方が得意なのかもしれません。

◆　最重量優勝
ドンフランキーの昨日の馬体重は607㎏でした。台風による2日間の延期期間中、運動（調教）できなかった影響で、絞り切れなかったようです。600㎏台で重賞を制したJRA馬は初めてです。
言い換えれば、そこまで体調を整えていない中での完勝劇を見ると、本気で走ればどこまで速いのかと、これからのレースがとても楽しみになりました。いま、日本で最も強いダートスプリンターだと思います。

◆　最後に
古馬スプリント界3強の今秋スケジュールが少しずつ分かってきました。
・　ドンフランキー：次戦は予定通りに渡米して、BCスプリント参戦の予定です。

・　リメイク：次戦は連覇がかかるコリアスプリント（＠韓国）。その結果次第で、BCスプリントか、JBCスプリントに進むようです。

・　イグナイター：招待されたコリアスプリントを回避し、次戦は南部杯か東京盃、その後はJBCスプリントに向かうとのことです。

関係者より、イグナイターはJBCを連覇したら引退と示唆されている模様で、3強が揃って走ることは、もうないのかもしれません。