京都JSの結果 ~ジャンプ界のスピードスターの誕生~
圧倒的1番人気に推されたスマイルスルー(4歳牡)が、後続に8馬身差を付けた快勝でした。
◆ レース展開
スマイルスルーは早めから先頭に立ち、終始レースを引っ張ります。このまま楽に逃がしてはいけないと、途中からアサクサゲンキ(9歳騙、2着)とオオキニ(5歳牡、3着)がプレッシャーをかけ続けます。
向正面から3コーナーにかけては、差がほとんどなくなるも、スマイルスルーは先頭を譲りません。しかし、ゴール前200mにある最終障害を飛越すると、一気に加速しました。
◆ スマイルスルー
彼は3歳末まで平地競走を走り9戦1勝でした。関係者は彼に障害の素質を見つけていたのでしょうか、4歳になると障害に転向しました。未勝利を抜け出すまで4戦かかります。
しかし、6月に障害未勝利戦に勝利すると、昨日まで3連勝。重賞初挑戦初制覇を遂げました。
ここまで3200m前後の障害競走では、圧倒的なスピード能力を見せて勝ち切っています。障害競走のG1は4000m台なので、今後距離が延びても持ち前のスピードを維持できるのか、とても注目が集まります。
◆ アサクサゲンキとオオキニ
ベテランのアサクサゲンキが昨日も2着と頑張りました。彼は重賞2勝の実績がある実力馬ですが、ここ2年で5回目の2着です。なかなか勝ち切れませんが、元気な姿を見せてくれて嬉しいです。
オオキニも昨日が重賞初挑戦でした。前走で歯が立たなかったスマイルスルーに、最初から競りかけて、勝ちにいったレースっぷりは好感です。
◆ 障害界
さぁ、これで暮れの中山大障害の前の重賞がすべて終わりました。
今春の中山GJチャンピオンのイロゴトシが怪我で戦線離脱する一方、昨年の中山大障害の覇者マイネルグロンが平地競走で復帰しました。
中山GJ上位入賞馬のジューンベロシティ、ニシノデイジー、エコロデュエルらは順調にレースを重ねた感じがします。
彼ら全員が、元気に中山大障害のゲートに入ることを願います。
参考になるか分かりませんが、7月時点の見通しを添付します。
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