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阪神牝馬Sの結果 ~4歳牝馬が掲示板独占の大活躍~

11〜5着まで全てを4歳牝馬が独占しました。勝ったのはマスクトディーヴァ、2着はウンブライルです。2月の東京新聞杯の時に紹介したので重複になりますが、彼女らは昨年のG1レースで2着に入った実力馬です。両馬共に東京新聞杯は休養明けのためなのか古馬の壁に跳ね返されましたが、昨日は心身共に準備が整っていたようです。

1着 マスクトディーヴァ
マスクトディーヴァは、前走の東京新聞杯ではゲート内で落ち着かず、スタートで出遅れました。その後毎週ゲートの練習をし、昨日もゲートの中でモレイラ騎手に優しく撫でてもらって落ち着けたことで、懸念されたスタートをうまく飛び出せました。そのまま好位をとり、4コーナーを回ると内ラチ沿いで包まれかけましたが、先行した2頭の一頭分外側に進路を見つけると突っ込みます。外側から蓋をされかけて進路はさらに狭くなりかけましたが、怯まずに突っ込んで一旦狭くなった進路をこじ開け、そこから鋭く伸びて快勝しました。
彼女は昨秋、衝撃的なレコードタイムでローズSを制覇し、続く秋華賞でもリバティアイランドの2着だった実力馬です。2着だったウンブライル鞍上の川田騎手も「勝ち馬は着差以上に強い馬」とレース後に話しています。マイル界のニュースター誕生です。

2着 ウンブライル
ウンブライルは道中後方にポジションをとり、4コーナー外を回り、直線でも大外にコースをとった王道の競馬をしました。200m手前ではこのままごぼう抜きすると思いましたが、そこからの100m強はマスクトディーヴァと同じ脚色になってしまいました。もう一回ゴール前では猛追を再開するも、半馬身届かない2着でした。

◆ スピーディキック
果敢に初の芝競馬に挑戦をしたスピーディキック(5歳牝)は、馬場が合わなかったのか、しんがり負けとなりました。これで適性もはっきりし、ダート路線に戻ることとなると思いますが、次走での活躍を期待です。

◆ マイル界短観
マイル界は昨秋来ナミュール(5歳牝)が少し抜けた存在になっています。再来週のマイラーズCにも有力マイラーが多数出走します。昨日頑張った2頭はこれらの偉大な先輩やライバルたちに挑んでいく楽しみな存在です。春のマイル界はガチに熱いです。


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