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重賞の紹介 (小倉牝馬S、AJCC、プロキオンS)

今週から小倉競馬が始まり、中山、中京と合わせた3場開催となります。
重賞は土曜日に小倉牝馬S、日曜日にAJCCとプロキオンSが行われます。
毎年この週末はAJCCと東海Sが行われていたのですが、番組編成が変わりました。

◆ AJCC(芝2200m @中山 G2別定)
正式名称はアメリカジョッキークラブカップです。
昔は超一流馬の年明け初戦の位置付けでした。そのため、過去の優勝馬には、歴史的な名馬が名を連ねています。
しかし、最近は今年飛躍を狙う、或いは復活を期す馬が集まる、超一流への登竜門的舞台に変わった感じです。

馬齢で見ると、4歳馬はここ10年で2勝だけ、20年で3勝と、苦戦しています。
さらに今後は、リヤドやドバイに向けての足慣らしの場になるのかもしれません。

今年は昨年のダービー馬で、有馬記念も3着と好走したダノンデサイル(4歳牡)が参戦を表明しています。
さらに2022年の大阪杯優勝馬ポタジェ(8歳牡)が、2023年の大阪杯以来、2年弱ぶりに復帰することも話題です。

◆ プロキオンS (ダート1800m @中京 G2別定)
プロキオンSは昨年まで長い間、7月初旬に1400mのG3別定戦として実施されていました。一方、上記の通り、東海Sがこの週末に1800mのG2別定戦として施行されてきましたが、今年から7月後半に1400mのG3別定戦に衣替えします。
つまり、東海SとプロキオンSが入れ替わった感じです。

来週行われる根岸Sと共に、2月開催のダートG1フェブラリーSのトライアルです。優勝馬には、本番への優先出走権が与えられます。

最後に、プロキオンはシリウスやベテルギウスと、「冬の大三角」を構成する一等星です。これまで、季節外れの7月開催に疑問があったのですが、漸く冬の開催になりました。

◆ 小倉牝馬S (芝2000m @小倉 G3ハンデ 牝馬限定)
今年初めての牝馬限定重賞です。
昨年まで、前週に行われていた愛知杯の施行条件を全て引き継ぎ、開催場所を小倉に変えて新設されました。今年が第1回となります。

因みに、愛知杯は京都牝馬Sの施行条件を引き継いで、3月後半に中京で行われます。そして、京都牝馬Sは長い歴史に幕を閉じることになりました。

今年は昨年の3歳牝馬三冠を盛り上げたクイーンズウォーク(4歳牝)コガネノソラ(4歳牝)が出走予定です。
また、昨秋のBCディスタフに出走したアリスヴェリテ(5歳牝)が、ここで復帰戦を迎えることも楽しみです。


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