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名馬紹介 セントライト

【名馬紹介 セントライト】

伝説の名馬、セントライト(1938年生 牡)のことを紹介します。さすがに、彼のレースを観戦したことがないので、全て文献から引っ張っている伝聞であること、ご容赦ください。

◆ 馬名のついた重賞
現在JRAで競走馬名が付いた重賞は、「セントライト記念」と、「シンザン記念」しかありません。

その他では、共同通信杯の副名がトキノミノル記念、弥生賞が弥生賞ディープインパクト記念とも呼ばれますが、純粋に馬名だけの重賞は2つだけです。

それだけ史上初の三冠馬セントライトと、同様に史上初の五冠馬シンザンは特別な存在です。

◆ 三冠馬
セントライトの戦績は12戦9勝、2着2回、3着1回でした。菊花賞を勝った後サッサと引退した唯一の三冠馬です。

三冠レースが整備されたのが1939年、彼の三冠達成が1941年なので、整備後未だ日が浅かったころの出来事です。
そして、次の三冠馬は1964年のシンザンまで待つことになります。

セントライトはシンザンの三冠達成を見届けた翌1965年に、天に召されました。

◆ 父親
彼の父親はダイオライトです。英国で現役時代を過ごし、引退してから数年後に日本へ輸入されました。その2年目の産駒の一頭がセントライトです。

日本で種牡馬として成功を収めた功績が評価され、毎年3月にNARでダイオライト記念(G2級、2400m@船橋)が行われます。今年で69回目と回数を数えました。
それぞれに冠重賞がある、素晴らしい親子です。

◆ 種牡馬として
彼は種牡馬としても優秀で、セントライト以外にも、天皇賞馬(オーエンス)や菊花賞馬(セントオー)を輩出しています。

24年の3歳牝馬クラシックで活躍しているスウィープフィートの血統を遡ると、9代前にセントライトの名前があり、彼の血脈は今にも繋がっています。ロマンを感じます。

セントライトは、日本競馬史に名を残す優駿です。

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