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東スポ杯2歳Sの結果 ~新たな大物の誕生~
コントレイルやイクイノックスを輩出した東スポ杯2歳Sで、今年も新たな大物が誕生しました。
勝ったクロワデュノールは、このまま順調に育てば来年のクラシックの主役になる逸材です。
◆ レース前
今日はレース前にザワつく出来事がありました。
一つはデビュー戦以来5か月ぶりのレースとなったクロワデュノールが、24㎏増の504㎏で出走してきたことです。パドックでの見た目も太めに見えていました。
2つ目はファイアンクランツがゲート裏で入れ込んで大騒ぎし、厩務員を引き倒し放馬しそうになったことです。菅原明騎手が落馬せずに馬を御していたので、何とか事なきを得ました。
レース前は大荒れの様相を示していましたが、結果は人気通りに順当に収まりました。
◆ レース展開
レースはサトノシャイニング(2着)がハナを切り、レッドキングリー(3着)が2番手、クロワデュノールが4番手に付け、淡々と進みます。
サトノシャイニングがペースを落とし、先行馬有利の展開を作り出しました。
クロワデュノールは4コーナー手前でスムーズに2番手に上がると、残り200mで抜け出しました。身体づくりも未だ途上のなか、非常に強い大物感を漂わせる勝利でした。
なお、2着に粘ったサトノシャイニングは、スタート早々に落鉄をしていたにも拘らず、3/4馬身しかクロワデュノールに離されませんでした。彼もかなり強いかもしれません。
◆ クロワデュノール
彼は1800mの新馬戦を1分46.7秒、上り600mを33.8秒の好タイムで走破したことで、一躍注目を浴びました。迎えた昨日は前述の通り、24㎏増という体重で出走してきました。
結果、同じ1800mの東スポ杯2歳Sも1分46.8秒、上り600mを33.3秒で走り切りました。
次走はコントレイルのようにホープフルSに向かうのか、イクイノックスのように皐月賞に直行するのか、或いは第3の道でホープフルSはスキップして、年明けの重賞を使うのか、注目されます。
◆ 北村友一騎手
実は、昨日の勝利ジョッキーインタビューを聞いていて、北村騎手がもう38歳になっていることに驚きました。彼は毎年着実に勝利を重ね、2020年にはクロノジェネシスをエスコートして、宝塚記念と有馬記念の春秋グランプリ制覇を成し遂げています。
2021年には入籍もし、いよいよ超一流ジョッキーに上がることが期待されるも、5月に落馬事故に遭い、それから1年以上休養することになりました。
今年は既に50勝を挙げ、重賞勝利も4つと復調傾向になりました。
2020年以来離れているG1勝利を、クロノジェネシスと同一馬主、同一厩舎のクロワデュノールで達成する姿を是非見たいと思います。