1月21日のレース結果(東海S、AJC杯)
昨日の2つのG2は共に、6歳馬が嬉しい重賞初制覇です。関係者の皆様、おめでとうございます。
【東海S結果】
最後の直線でオメガギネス(4歳牡)との激しいマッチレースを制したウィリアムバローズ(6歳牡)が、嬉しい重賞初制覇です。外枠でしたが、好スタートを切って積極的に2番手のポジションをとり、レースを落ち着かせた坂井騎手の好騎乗が光りました。
彼はデビューから芝で4戦するも未勝利でした。しかし、ダート転向後は昨日で13戦7勝 2着4回 3着1回と安定です。芝よりもダートを走る方が好きなようです。
オメガギネスも頑張りました。ただ前半で引っかかってしまい、騎手と喧嘩した分、最後に競り勝つだけの体力が残っていませんでした。
【AJC杯結果】
チャックネイト(6歳騸)が重賞初優勝です。彼は昨年末にオープンクラスに昇格、昨日が重賞2戦目でした。彼は昨日までの15戦全てで掲示板以内(5着以上)と、毎回安定した成績を残す頑張り屋です。本当にユックリと、ジックリと、真面目に成長してきました。
2着のボッケリーニ(8歳牡)は惜敗です。一度は先頭に立ち「勝った!」と思いましたが、そこでソラを使ったのか速度が緩みゴール前でかわされました。彼は昨日を含め直近6戦の重賞で2着4回。優しい性格のようです。
なお、ソラとは集中力を欠いて真剣に走らないことで、先頭に立って気を抜いて減速するのが好例です。元来、群れで生活する馬からすると、群れの先頭に立つとスピードを緩めるのは本質的な性質なのだと思います。
最後に推し馬のカラテ(8歳牡)です。3コーナー過ぎで早々にバテてしまい、先頭から1.6秒遅れの10着でした。若い頃マイルを主戦場としていた彼には、2200mは長かったようです。先ずはユックリ休んで下さい。