ニュージーランドTの結果 ~3歳マイル戦線の有力馬たち~
勝ったのはエコロブルーム(3歳牡)です。マイルG1を3勝、2着1回のダイワメジャーを父に持ち、デビューから3戦すべてマイルを走り、前走シンザン記念でも2着と好走しています。2着のボンドガール(3歳牝)、3着のユキノロイヤル(3歳牡)と共に、NHKマイルの優先出走権を獲得です。関係者の皆様、おめでとうございます。
◆ 1着 エコロブルーム
エコロブルームは道中少し引っ掛かりかけたところがありましたが、横山武史騎手がうまく抑え、好位で進むことができました。4コーナーを回ると、一度ボンドガールとユキノロイヤルの間に突っ込もうとするも、進路がなくなりブレーキをかけます。その時点で残り200m、「あぁ届かない」と思いましたが、そこから再加速し、きっちりと先行した2頭をかわして先頭でゴール板前を通過しました。
◆ 2着 ボンドガール
ボンドガールは昨年6月のデビュー以来、とても評判の高い馬です。実際、新馬戦で負かした馬のうち、チェルヴィニア、コラソンビート、マスクオールウィン、キャットファイトの4頭が桜花賞に出走します。ボンドガールは阪神JFでレース前の調教で脚に怪我を負い出走できないアクシデントに遭いました、そして今週の木曜日には2/3の確率の抽選に外れて桜花賞のゲートに入れませんでした。ここまで遠回りをしてきましたが、いよいよNHKマイルには間に合いそうです。
◆ 3着 ユキノロイヤル
ユキノロイヤルは逃げて、そのまましぶとく粘りきりました。彼女は府中で3戦未勝利である一方、中山では3戦2勝、昨日も3着です。どうやら右回り、さらには中山競馬場を得意としているようです。彼女の母系には4代前に伝説の無敗馬マルゼンスキーがいて、3代前に82年の菊花賞馬ホリスキーがいる、オールドファン大好き血統です。
◆ 最後に一言
今年のNHKマイルは、かなり激しい戦いが繰り広げられそうな予感があります。いまから戦いを想像してワクワクドキドキ感がとまりません。