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菊花賞のプレビュー 〜ダノンデサイルの二冠なるか〜

クラシック三冠の最終レース、菊花賞が日曜日に行われます。

◆ 菊花賞の位置付け
何度も同じことを書いていて恐縮ですが、「皐月賞は最も速い馬が勝つ、ダービーは最も運が強い馬が勝つ、菊花賞は最も強い馬が勝つ」と、昔から言われできました。

以前長距離レースが重んじられていた時代だと、3000mの菊花賞を勝った馬が、最も強い馬だと位置付けられていました。

近年、2000m前後を最重要視する傾向が強まると、長距離戦を避ける有力馬が増えました。

◆ 3歳牡馬界
上半期の結果を踏まえ、勝手に2強プラス1の世界だと表しました。過去の投稿を文末に添付します。
しかし、ジャスティンミラノは秋天を、ジャンタルマンタルはマイル路線を目指すと早々に発表され、菊花賞にはダービー馬のダノンデサイルだけが参戦します。
寂しい気持ちがありますが、前述の通り近年の菊花賞の傾向です。

ただし、ジャスティンミラノは浅屈腱炎を発症し長期療養入りを余儀なくされました。
また、富士ステークスから始動する予定だったジャンタルマンタルは、1週間前に発熱し出走を取り止め、秋のローテーションが白紙に戻りました。両馬が無事にターフに戻ってくることを願います。

ダノンデサイルが無事にゲートインすることを願います。

◆ 近年の結果
過去3年の1〜3着馬、延べ9頭を見て思ったことを書きます。

(1) 人気馬中心
やっぱり人気馬が強く、1〜4番人気馬が7頭入っています。

(2) プロセスには傾向なし
ダービー出走vs未出走は5:4。
トライアル経由vs非経由は5:4。

(3) 春のクラシック馬は強い
2年前と3年前は、皐月賞馬もダービー馬も、菊花賞に進みませんでした。しかし、昨年は両馬揃って出走し2着と3着です。4年前のコントレイルは勝利しています。
つまり、当然のことですが、春のクラシックホースは強いです。

◆ 今年の基本構図
基本構図は日本ダービー馬のダノンデサイルの二冠達成なるかです。残念ながら、ダービーの上位馬(2〜5着馬)は皆んな不参戦です。

ダービー未出走組の中から対抗候補を探せば、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァと同じプロセスで参戦するへデントールです。前走の日本海Sで、強い勝ち方しています。

ダービー出走組の2番手グループからは、アーバンシックコスモキュランダが、セントライト記念で1、2着に入り、その勢いで逆転を狙います。

さらに、ダービー出走取消のメイショウタバルも神戸新聞杯を制し復活した感があります。ここ3年でタイトルホルダーアスクビクターモアが逃げ切っており、長距離戦での逃げ馬には要注意です。


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