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AJCCの結果 ~やっぱりダービー馬は強いのだ~

1999年のスペシャルウィーク以来となる前年ダービー馬のAJCC参戦。
終わってみると、スペシャルウィークと同じくダノンデサイルが完勝しました。ダービー馬はやはり格が違うと感じた、とても強い勝ち方でした。

◆ レース展開
忙しい展開でした。最初勢いよく飛び出したのはアウスヴァール(7歳騙)でしたが、彼のつくったペースは、前半1000m60.6秒とユックリでした。まず、
このスローペースに我慢できなかったのが、ディフェンディングチャンピオンのチャックネイト(7歳騙)、3コーナーあたりから先頭に立ちました。
ただし、他馬もこれは緩いと思ったのか、コスモキュランダ(4歳牡)がいつも通りに大外をまくるロングスパートをかけました。

1番人気に推されたダノンデサイル(4歳牡)は中団、2番人気のレーベンスティール(5歳牡)の外側を淡々と進みます。

直線を向くころには、アウスヴァ―ルチャックネイトが後方に沈んでいきました。コスモキュランダは内側で粘ります。内ラチ沿いをマテンロウレオ(6歳牡)が抜けてきて、コスモキュランダと競り合います。

それらの戦いを横目に、直線外側をダノンデサイルが突き抜けていき、最後は3/4馬身差を付けた快勝です。

◆ 騎手
先日の投稿と重複しますが、今回ダノンデサイルの鞍上は戸崎騎手でした。ダービーを一緒に勝った主戦騎手の横山典騎手は先約がありました。その先約が2着となったマテンロウレオです。

ゴールした時には、悔しいやら、嬉しいやら、複雑な気持ちだったのではないでしょうか。また、戸崎騎手は勝利ジョッキーインタビューで「ここで勝ったことで、ダービー馬だし、今後も活躍してほしいと思います」と語っています。
今回限りの代打騎乗だった感じのコメントですが、次走以降横山典騎手に戻るのかにも注目です。

◆ 推し馬たち
カラテ(9歳牡)は11着でした。しかし、上り600mはダノンデサイルと同タイムの最速で走り切っており、未だ元気なベテラン馬です。

もう一頭の推し馬、ポタジェ(8歳牡)はレース前半好ポジションに付けて「やるかも!」と思わせましたが、15着でした。それでも一昨年4月の大阪杯以来のレース、確りと走り切りました。
彼自身、久しぶりに競馬場のターフを走った感じが楽しかったのであれば、良いなと思います。

まずは両馬ともに疲れを癒してください。

◆ 4歳勢の活躍
今週の3重賞では4歳勢の活躍に注目していましたが、AJCCではダノンデサイルが1着、コスモキュランダが3着、ビザンチンドリームが6着と好成績でした。
彼らが揃って今年活躍すれば、中距離界は盛り上がると思います。


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