鳴尾記念 〜2年4ヶ月ぶりの復活勝利(涙)〜
◆ 感動の復活勝利 ~美しい復活劇~
ヨーホーレイク(6歳牡)がやりました!!
屈腱炎を患い、2年2ヶ月にも及んだ療養生活から今年3月に復帰してから3戦目、ヨーホーレイクが感涙ものの復活大勝利です。彼は療養生活が長かったので、昨日で僅か10戦目のレース歴です。それでも重賞2勝目、通算で4勝目です。昨日の勝利は2年4ヶ月ぶりになります。
こういう涙を誘う美しいドラマがあるから、競馬は楽しいです。
以前投稿した「推し馬 ヨーホーレイク」の記事を、少しばかり加筆修正し文末に貼付しましたので、合わせてご覧下さい。
◆ 2着は善戦マン ~最終決戦前に立ちはだかる最強の門番~
2着は同じ馬主のボッケリーニ(8歳牡)。
彼は昨日で31戦7勝、2着12回、3着2回。重賞に限っても19戦3勝、2着8回、3着1回と好成績というか、生粋の善戦マンです。彼の戦績を見ると、「最終決戦(G1)に挑むならば、俺を倒してから行け!」と、G2やG3で上に行こうとする若者の前に立ちはだかっている、最強の門番のような存在です。
実際、彼に先着し次のG1レースで優勝した馬には、タイトルホルダー、ヴェラアズール、べラジオオペラがいます。
◆レース展開 ~アタマ差はスタート直後のポジションとりの差?~
レースは1番人気のロードデルレイ(4歳牡)の競走除外という、想定外の出来事から始まりました。レースはいつも通りバビットが引っ張ります。その後ろの集団は外から多くの馬が被せてきたので、1コーナーの手前でとてもワチャワチャしました。
ヨーホーレイクは9番枠からとても上手く内側に切れ込み、1コーナーで内外両方から迫られて進路が狭まっても、確りと主張して5番手のポジションをとれました。岩田望騎手はスタート直後から周囲に目を配り、慎重に且つ強い意志をもってポジションをとろうとしているように見えます。
一方、ボッケリーニは1コーナーで進路を確保せずに、ヨーホーレイクの一列後ろの位置になりました。馬に不要なストレスをかけないモレイラ騎手の考えを感じます。そのため、道中はず~っとヨーホーレイクの後ろで進みました。
4コーナーを回ってから、ヨーホーレイクが外側に進路を確保すると、ボッケリーニはその一つ外側の進路を取らざるを得ませんでした。結局、最後の600mはボッケリーニの方が0.2秒ヨーホーレイクより速く走り、ゴール前では激しく追撃したのですが、スタート直後の差が影響したのか、アタマ差だけ詰め切れませんでした。
内側にスペースをつくらず、且つ外側から蓋もさせなかった岩田望騎手の好騎乗が光ったレースでした。
◆ 最後に 〜推し馬も精一杯頑張りました〜
中団からの末脚勝負に賭けたカラテ(6歳牡)は直線で内ラチ沿いを抜け出そうと試みるも、今一つ伸び脚の勢いに欠けて6着止まりでした。
逃げたバビット(7歳牡)はいつも通りに逃げます。いつ見ても、尾花栗毛の彼が逃げる絵は息が止まるほど美しいです。残り200mあたりで脚が上がり、最後は7番目でゴールしました。
掲示板に惜しくも載れませんでしたが、両馬共に精一杯の走りをしたと思います。いつもありがとうございます。
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