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2025年 ターフマイル界 〜新時代到来〜

今日は、ここ数年をリードしてきた実績馬が引退し、新時代が到来したマイル界を紹介します。

(1) 昨年末の時点
暫く続いていた牝馬上位時代が少し落ち着き、昨秋はソウルラッシュが悲願のG1優勝を遂げ、マイル王に就きました。彼は昨秋のマイルCS優勝、香港マイルでも2着に入り、国内では現在頭ひとつ抜けた存在となり、現在のマイル王に就いています。

他方で、ここ数年彼と覇を競ってきたナミュールセリフォスといったライバルたちが引退し、昨年末で一つの時代に区切りが付いた感じです。
新時代が到来しており、ソウルラッシュは時代の流れとも戦います。

(2) 年始の動向
マイル界の上半期のゴールは5月の牝馬限定のヴィクトリアマイルと、6月の安田記念です。そして、重賞は2月の東京新聞杯で幕が切って落とされるのですが、その東京新聞杯に有力馬が終結します。
その間にも、中東や香港でのビッグレースがあります。

(3) 今年の希望
昨秋の主役になると願ったのは、23年の最優秀2歳牡馬と牝馬のジャンタルマンタルアスコリピチェーノです。
しかし、両馬共に昨秋は不完全燃焼で終わりました。この2頭が立て直し、半年から1年遅れで、国内外で大活躍することを希望します。

有力馬のことを、少し見てみます。
ジャンタルマンタル(4歳牡):23年の最優秀2歳牡馬。朝日杯FSとNHKマイルの2つのG1チャンピオン。昨秋は初戦に予定していた富士S前に発熱して出走を取りやめたことからリズムを狂わせた感あり。

シックスペンス(4歳牡):24年はスプリングSと毎日王冠の1800mのG2を2勝。マイルと中距離のどちらに進むか不明だが、実力はかなりある。マイル界に進めば、とても有望な挑戦者。

アスコリピチェーノ(4歳牝):23年の最優秀2歳牝馬。阪神JF優勝、桜花賞とNHKマイルは2着。昨秋は京成杯AHを制するも、豪州の超高額レースザ・ゴールデンイーグルでは不調に終わった。

ボンドガール(4歳牝):ここまで体調不良やレースでの大きな不利などを被るも、マイルでは世代最高レベルの実力を誇る。

オオバンブルマイ(5歳牡):3歳時にザ・ゴールデンイーグルに勝利し、5億円を獲得。昨秋はスプリントからマイルまで幅広く活躍。

エルトンバローズ(5歳牡):昨秋は毎日王冠3着、マイルCS2着とマイル界のトップレベルに躍進。今年G1タイトル獲得を目指す。

ブレイディヴェーグ(5歳牝):23年のエリ女チャンピオン。昨秋マイル界に進出、マイルCSは4着だったものの、実力の高さは証明済み。

ジュンブロッサム(6歳牡):昨秋の富士Sチャンピオン。今春からの立て直しが期待。

ソウルラッシュ(7歳牡):昨秋7回目の挑戦でG1初優勝した、現マイル王者。今年のマイル界は彼が中心。

・テンハッピーローズ(7歳牝):昨24年の春はヴィクトリアマイルを末脚一閃で勝利、秋はBCマイルでも見せ場たっぷりの4着と大活躍。また、ヴィクトリアマイルのレース後の観客席前での、完璧なファンサービス。現在のNo. 1アイドルホース。

(4) 打倒香港馬
昨年は安田記念でロマンチックウォリアーにタイトルを取られた一方、日本馬は香港のG1での勝利をつかめませんでした。
今年も香港との交流が継続することを願います。そして、今年は日本馬がホームとアウェーの両方で勝利することを期待します。

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