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東京新聞杯のプレビュー 〜今年のマイル戦線を占う、冬の大一番〜
東京新聞杯はG3ですが、別定重量戦なので、マイルの有力馬が年明け初戦に選ぶことの多いレースです。
そして、リスグラシューやインディチャンプなど、ここでの勝利をキッカケにG1タイトル獲得へと躍進を遂げていきました。
しかし、今年は少し趣きが異なります。既にG1タイトルを手にしている有力馬が参戦するためです。
◆ G1馬の参戦
最大の注目は、推し馬でもあり、一昨年のエリ女チャンピオンのプレイディヴェーグ(5歳牝)の参戦です。
彼女は昨秋のマイルCSは4着に敗れましたが、今春もマイル路線を進むようです。
1年の長期休養など体質に弱さのあった彼女が、昨年の10月から休みなく3戦目を迎えられることに、安堵を覚えています。
AJCCのダノンデサイルはじめ、今年は有力馬の始動が例年より早い印象です。
◆ その他の出走馬 (4歳勢)
今週も、先ずは古馬なりたてホヤホヤの4歳勢から紹介します。
・ボンドガール(4歳牝):推し馬です。昨年は不運が続いて、結果が伴いませんでした。それでも秋華賞では2着と、実力の片鱗を見せました。今年の飛躍が期待されます。
・ウォーターリヒト(4歳牡):年明けの京都金杯2着。早くも、今年の2戦目を戦います。きさらぎ賞には妹のウォーターガーベラが出走、同日兄妹重賞制覇を狙います。
・オフトレイル(4歳牡):強烈な末脚が魅力。昨夏以降、毎日王冠は大敗を喫しましたが、それ以外の重賞3戦で1勝2着と3着が1回ずつと、安定した成績を残しています。
・オールナット(4歳牡):昨夏以降4戦3勝、直近2連勝中の上り馬。重賞挑戦は京都2歳S以来の15か月ぶりとなります。
・コラソンビート(4歳牝):デビューから6戦3勝、阪神JF3着と世代トップを走るも、桜花賞以降の3戦は2桁着順。復活を目指します。
◆ その他の出走馬 (年上馬)
上の世代にも、なかなかの有力馬が揃いました。
・サクラトゥジュール(8歳騸):昨年の東京新聞杯の優勝馬で連覇を目指します。今年は京都金杯に優勝しており、好調です。
・ジオグリフ(6歳牡):イクイノックス世代の皐月賞馬。ダートを走ってみましたが、今年は芝に腰を据える見通しです。
・ジュンブロッサム(6歳牡):同じくイクイノックス世代のマイラー。昨夏最大の上がり馬で、昨秋の富士ステークスを勝ち切っています。
◆ 斤量
別定戦なのですが、斤量はボンドガール等の55kgから、ジオグリフやジュンブロッサム等の59kgまで広がっています。
結果には、少なからず影響を及ぼすのでしょう。
◆ 今年のマイル戦線
今年のターフマイル戦線のテーマは、「新時代到来」だと思っています。数多の強豪が現王者のソウルラッシュに挑み、機会あれば王位を奪取しようとしています。
その他の強豪マイラーの始動戦に関して、現時点の情報を取りまとめます。
現マイル王者のソウルラッシュは、中山記念で始動予定です。2021年以来のマイル戦以外の出走です。
シックスペンスも中山記念参戦を表明しています。
テンハッピーローズとアスコリピチェーノは、サウジアラビア遠征を計画しています。
オオバンブルマイは阪急杯を目指します。
その他では、エルトンバローズは残念ながら骨折し、半年以上の休養となりました。
ジャンタルマンタルはユックリ始動するようです。こちらはちょっと心配です。