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推し馬 オオバンブルマイ 〜特技は海外独り旅〜

今日はオオバンブルマイ(2020年生 現4歳牡)を紹介します。

◆ 国内重賞を2勝
彼はデビューから5戦3勝、うち重賞2勝、NHKマイル3着と、世代トップクラスのマイラーとして名を挙げていました。
最初の重賞勝利の京王杯2歳Sの時は10番人気の低評価で、三連単220万の高配当を演出しました。「オオバンブルマイが大盤振る舞いを演出」と話題になりました。
また、2つ目の重賞優勝となったアーリントンカップでは、残り200m時点で絶対に届かないと思われた中団の位置から、直線大外を急襲した豪脚一閃と言える末脚に心底驚きました。世の中に絶対はありません。

◆ 海外遠征
2023年秋にはオーストラリア遠征し、世界でも有数の高額レース「ザ・ゴールデンイーグル」に勝利、優勝賞金5億円を獲得しました。
そのレースでは、直線内ラチ沿いで包まれ、アーリントンC同様に残り200mでは絶望的な位置にいました。しかし、スルスルと最内に1頭分の進路を確保し上位進出、そこから今度は隣の馬との競り合いに怯まず、逃げ馬の1頭外側に進路を取り直し、ゴール前で計ったように差し切りました。
このレースで見せた地元のホー騎手の騎乗は、心の底から感嘆した芸術的なものでした。

今年もこれまで2戦走りましたが、オーストラリアと香港と、いずれも海外です。今回、昨年のNHKマイル以来、15ヶ月ぶりに日本のファンの前で走ります。
ここ2戦不振が続きましたが、初めてのスプリント戦でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

◆ 新たな選択肢
これまでの3歳マイラーの秋のスケジュールは、マイルCSか他のG2や G3の国内重賞だけでした。しかし、今後はザ・ゴールデンイーグルが、新たな選択肢に加わるかもしれません。
彼の快挙は獲得賞金の大きさだけでなく、後輩に新たな道を示したことにも意味があります。

全く本質的な話ではありませんが、ザ・ゴールデンイーグルの現地アナウンサーの「オウバンビュルマ~イ」という英語の呼び方は、格好良かったです。

◆ 特技は独り旅
馬は群生動物なので、基本ひとりぼっちを苦手としています。なので、遠征時は仲良しの馬が帯同馬として同道することが殆どです。

しかし、彼は独り旅を気にしないようで、過去3回の遠征全て独り旅です。戦績も性格も、なかなかユニークな存在です。

駄文ですが、帯同馬に関する過去の投稿を文末に添付します。


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