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推し馬 ママコチャ 〜やる気満々の快速娘〜
今日は23年の最優秀短距離馬に選出されたママコチャ(2019年生 牝馬)を紹介します。
彼女を話す時には、白毛のアイドルホース、ソダシの妹という枕詞が頻繁に用いられます。しかし、彼女自身もとても優秀で、華のある女性です。
◆ 気性
彼女の最大の課題であり、特徴は、強過ぎる前進気性です。そのためコントロールが難しく、気性に問題があると表されます。
ただ、その前進気性こそが彼女の強みであり、G1馬にまで成長させた特徴でもあります。
◆ キャリア
彼女がデビューした時には、既にソダシがマイル路線で大活躍していました。そのため、彼女も1400〜1600mを主戦場に、暫く戦ってきました。
そこでも、マイル2勝を含む11戦5勝と好成績を挙げ、オープンクラス入りしています。
ただし、成長するにつれ、気性が邪魔をして、1600mもたない傾向が強まってきました。単なる走力だけならばマイルをこなせますが、精神面を考慮した結果、スプリント路線へ変更することになりました。
迎えた4歳夏の北九州記念で2着に入ると、続くスプリンターズSでG1タイトルを獲得します。スプリント路線への転向は大成功でした。
◆ 夏女、晴女
彼女は5月末〜9月の夏場に勝ち星を集めており、ファンの間では夏女と言われています。
また、重馬場が苦手で、雨が嫌いなようです。ソダシ以上にお嬢様体質なのかもしれません。
◆ 同期のライバルとの切磋琢磨
この世代には優秀なスプリンターが多く、同期との熱い戦いが続いています。
直近3回のスプリントG1では、以下の通り、この世代が上位を占めています。
23年 スプリンターズS 1〜4着まで独占
24年 安田記念 ワンツーフィニッシュ
スプリンターズS 2〜5着独占
ソダシは5歳秋に引退しており、ママコチャもキャリアの後半を迎えています。
彼女の激しい走り、同期のライバルとの熱い戦いを少しでも長く見られたらばと、勝手に願っています。