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2024年 第4四半期の引退馬(1) G1馬たち

24年の第4四半期には、例年通り、数多くの強豪馬たちが引退しました。

最初に、感動や楽しさをプレゼントしてくれたことに大感謝です。そして、苦楽を共にした関係者の方々に敬意を表します。ありがとうございました。

今日は引退していくG1馬を紹介します。馬齢は昨年時点です。

ニシノデイジー(8歳牡):22年/24年中山大障害
2歳時に重賞2勝、日本ダービー5着と活躍。6歳5月に障害に転向し、中山大障害は3年連続で参戦し、2勝2着1回でした。平地と障害の両方で、素晴らしいキャリアを歩みました。

・レモンポップ(6歳牡):23年フェブラリーS、23年/24年南部杯、23年/24年チャンピオンズカップ、24年さきたま杯
直近2年、国内では6つのG1を含む7戦7勝と負け知らず、最後までダートマイル界の絶対王者の地位を譲りませんでした。関係者にとって、ダート界の主役であり続けたプレッシャーは大きかったと思います。

・アイコンテーラー(6歳牝):23年JBCレディスクラシック
芝でもオープンクラス入りしていた強豪牝馬が、突然にダート転向。そこから僅か3戦目、期間にして2ヶ月半でのJBCレディスクラシックを制覇。その勝ちっぷりは、とても華やでした。

・ドウデュース(5歳牡):21年朝日杯FS、22年日本ダービー、23年有馬記念、24年天皇賞(秋)、ジャパンカップ
史上8頭目となる4年連続のG1優勝。間違いなく24年の主役は彼でした。ラストシーズンの秋天もジャパンCも、武豊騎手とのコンビで、泰然自若とした後方待機からの末脚勝負、痺れました。

・セリフォス(5歳牡):22年マイルCS
3歳秋の富士Sで見せた強烈な末脚を、マイルCSでも再現して勝ち切った時には、絶対王者の誕生を予感しました。その後も群雄割拠のマイル界で、常に好成績を収めました。

シャフリヤール(5歳牡):22年日本ダービー、23年ドバイ
エフフォーリアをハナ差かわした日本ダービーが、彼のベストランだと思います。逆にラストランの有馬記念ではハナ差の2着。彼らしさを感じました。また、海外G1を優勝した最初のダービー馬でもあり、空飛ぶダービー馬とも呼ばれます。

・スターズオンアース(5歳牝):22年桜花賞、オークス
桜花賞で突然覚醒、オークスで二冠達成。しかし、その後はちょっとだけ運が足りず、G1では2着2回3着3回。秋華賞、昨年の大阪杯、ジャパンC、有馬記念で魅せた末脚は忘れられません。

・スタニングローズ(5歳牝):22年秋華賞、24年エリザベス女王杯
秋華賞の快勝も記憶に残っていますが、今年のエリ女での復活勝利には感動を覚えました。ラストランの有馬記念も、元気に走り切りました。

・ナミュール(5歳牝):23年マイルCS
強さと脆さの両方を持ち合わせた魅力的な牝馬でした。身体は小さいのですが、全身運動神経の塊のような能力で、直線突っ込んでくる末脚には、いつも魅了されました。

・ジャスティンミラノ(3歳牡):24年皐月賞
共同通信杯と皐月賞の両方で見せたレースっぷり、強さだけでなくセンスを感じました。今更ながら、僅か4戦でターフを去ることが残念でなりません。


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