ブリーダーズゴールドカップの紹介 〜名牝を生み出す舞台〜
27日(火)にブリーダーズゴールドカップ(2000m @門別 G3級 別定)が行われます。2014年から3歳以上の牝馬限定戦となっています。
G3級ですが、ダートレディス界の大一番、JBCレディスクラシックに向けた秋の初戦として、毎年名牝が集まります。
◆ 過去3年の優勝馬
過去3年の優勝馬は、記録と記憶の両面に残る名牝たちです。簡単に紹介します。
・21年 マルシュロレーヌ
彼女はこのレースを快勝した後に渡米し、BCディスタフに参戦。日本馬として初のBCディスタフ勝利という快挙をなし遂げました。
・22年 グランブリッジ
当時まだ3歳だった彼女が4コーナー先頭から、そのまま凌ぎ切る強い勝ち方をしました。彼女がレディスダート界のリーダー格に名乗りを上げた、記念すべきレースです。
・23年 テリオスベル
唯一無二のレース運びをし、多くのファンを惹きつけたテリオスベルが、逃げ切り勝ちをおさめました。彼女の現役生活最後の勝利となりました。
◆ 今年の注目馬
現最強牝馬オーサムリザルト(4歳牝)の参戦に、注目が集まります。彼女は春の女王決定戦エンプレス杯に勝利、ここまで6戦無敗のパーフェクトレディです。
秋はブリーダーズゴールドカップを経て、米国のBCディスタフに向かう計画です。
彼女は2歳の11月のデビュー戦で圧勝するも骨折してしまい、半年強の長期休養をしました。復帰後は3ヶ月に一回のペースで、大切にレース選びをしてきました。
◆ エンプレス杯
オーサムリザルトの前走エンプレス杯は、現在のトップ牝馬たちが全力を尽くして勝ちにいった、見応えたっぷりの素晴らしいレースでした。それだけに、エンプレス杯を制したオーサムリザルトの評価は高まります。
文末にレース戦評を添付しましたので、お時間が許せばご覧ください。
◆ ライバルたち
今回、エンプレス杯で競い合ったライバルの出走はありませんが、皆んなが彼女の走りっぷりに注目していることでしょう。
そんな中、彼女に戦いを挑む筆頭格は、同級生のサーマルソアリング(4歳牝)です。彼女は昨夏にダート転向後3連勝しオープンクラス入り。オープンクラスでも2着と3着と好走を続けています。
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