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東京ハイジャンプの結果 ~後続に影をも踏ませぬ快勝劇~

東京HJはジューンベロシティ(6歳牡)が快勝です。関係者の皆様、おめでとうございます。

◆ レース展開
好スタートからジューンベロシティが逃げました。スタート直後、とても軽快に幾つかの障害を飛越していったので、前走の東京ジャンプSのように、他の馬が競ってきてペースが上がったら不味いなぁと心配しました。
しかし、積極的に競りかける馬は見当たりません。途中に何度か競りかけられるシーンもありましたが、都度引き離して、最後までマイペースで逃げることができました。4コーナーを回って直線を向いてからも加速し、後続に影をも踏ませぬ快勝劇でした。

2着は春の中山GJ4着のエコロデュエル(5歳牡)が入りました。序盤戦は中団を進み、3コーナーから勝ちにいって上がっていきましたが、最後までジューンベロシティをとらえられませんでした。
昨日は中山GJ以来半年ぶりの実戦、且つ前走比14㎏増と仕上げ途上だった印象であり、中山大障害での逆転を目指します。

3着は昨年末に障害界に転向したばかりのオールザワールド(7歳牡)、4着はG1馬ニシノデイジー(8歳牡)が入りました。

最後に、昨日の結果評を観ていて「珍しいなぁ」と思ったのは、最後200mの走破タイムが1~4着馬は全馬13.2秒、5~8着馬は全馬13.3秒でした。そんなことあるんですね~~。

◆ ジューンベロシティ
彼は2年前の10月に障害界に転向しました。平地での成績は22戦2勝と、目立った存在ではありませんでした。ただし、怪我などによる長期間の休養はなく、身体は非常に丈夫なようです。
障害界への転向2戦目で未勝利を脱すると、障害競走への適性が高かったようで、昨日で重賞4勝目です。
G1への挑戦は昨春の中山GJから皆勤中で、6着、5着、2着と着順を上げてきており、いよいよ今秋の中山大障害で悲願のG1制覇を狙います。

◆ 障害界の悲しいニュースと嬉しいニュース
7月末に投稿した時点からさらに状況は変わりました。9月末に、春の中山GJを連覇したイロゴトシ(7歳牡)が左前浅屈腱炎を発症したことが発表されました。完治には9ヶ月以上を要するとのことです。彼の元気な復活を心から願います。

一方、その悲しいニュースと入れ替わりに、マイネルグロン(6歳牡)が美浦トレセンに帰厩したという嬉しいニュースが届きました。
彼の復帰戦は未発表ですが、大きな怪我(右前深屈腱炎)だったので、無理せず、焦らずに、ユックリと戻ってくることを期待します。


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