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今週の重賞(クイーンC、小倉JS、共同通信杯、京都記念)
今週末も府中、京都、小倉の三場開催です。府中と京都は、今開催の最終日です。
重賞は、小倉ジャンプステークスが名前も新たに移動してきたことで、豪華4重賞になりました。
土曜日にはクイーンカップと小倉JSが、日曜日には共同通信杯と京都記念が行われます。
◆ 各レースの位置付け
クイーンCは桜花賞、共同通信杯は皐月賞の重要な前哨戦です。
小倉JSは中山GJを頂点とする、上半期の障害競走の初戦に当たります。
京都記念はドバイや国内G1に向け、有力馬が始動戦に選ぶレースです。
かように、いずれも今後のG1競走につながる、重要な一戦です。
・クイーンC(芝1600m @府中 G3 3歳牝馬限定 馬齢)
牝馬三冠に直結しています。
2019年の以降勝ち馬のうち、クロノジェネシスとアカイトリノムスメが秋華賞馬になり、2022年の2着馬スターズオンアースは桜花賞とオークスに勝っています。
面白いところでは、2024年に芝のレースに初挑戦したガビーズシスターはシンガリ負けを喫するも、ダートで頭角を現します。
年末のカペラSに快勝し、いよいよリヤドダートスプリントに挑戦します。
・共同通信杯(芝1800m @府中 G3 3歳限定 馬齢)
最近はクラシックと最も繋がりの深い3歳重賞です。以下をご参照下さい。
2024年 1着 ジャスティンミラノ 皐月賞馬
2着 ジャンタルマンタル NHKマイル馬
2023年 4着 タスティエーラ ダービー馬
2022年 2着 ジオグリフ 皐月賞馬
2021年 1着 エフフォーリア 皐月賞馬
3着 シャフリヤール ダービー馬
なかなかのメンバーです。
また、共同通信杯の副名は「トキノミノル記念」です。トキノミノルは昭和20年代の名馬で、「幻の馬」と呼ばれます。
トキノミノルのことは、名馬紹介として、明後日に投稿しようと思っています。
・京都記念(芝2200m @京都 G2 別定)
例年、前年のクラシックで活躍した4歳馬が参戦します。
2024年はベラジオオペラが2着と好走、続く大阪杯でG1タイトルを獲得しました。
2023年の覇者は2024年の年度代表馬ドウデュースです。
2020年はクロノジェネシスが勝利と、4歳馬の活躍が目立ちます。
なお、個人的な感想ですが、2023年のレースはドウデュースが快勝する一方、2021年の年度代表馬エフフォーリアが心房細動を起こして競走中止。その数日後に突然引退発表と2強の明暗が分かれた、とても印象深いレースでした。
・小倉ジャンプステークス(3390m @小倉 G3 別定)
小倉JSは昨年まで小倉サマージャンプという名前で、8月末に行われていました。今年の編成替えによって、その年の最初の障害競走として2月に行われることになりました。
移動に伴い、レース名も変更されました。
春の障害競走は、4月中旬の中山グランドジャンプが頂点です。3月中旬には、例年通り阪神スプリングジャンプが行われます。
有力馬がどのようなレース選択をするのか、注目です。
アサクサゲンキ(10歳騸)が今年も元気に参戦予定です。彼は小倉サマージャンプ時代、2021年と2022年に連覇した実績があります。
また、平地も含めた全8勝のうち6勝が小倉競馬場という、小倉巧者です。
彼は平地時代スプリントからマイルを主戦場とし、障害転向後も3000m台前半の比較的距離の短いレースを主戦場にしています。